• 永久に広がる闇の空間に 永遠の幾千の時の中に 存在する1つの命 1つの心の証が 1つの愛に・・・ この名前の中に。
でも 白と黒の様に、相反する人生をその名に拒んだ 運命の破壊と創造を宿命にもち 自らの人生の時を止めて 人形の様に違う人を生きる人生は 闇の中に押し込めた黒の本当の自分と、光の中の幻想と成る偽名の自分
職業病と人は呼べるかもしれない・・・ 違う人に成りすます事は 簡単な事と思っていたけれど・・・ たった1人。
永久に永遠を感じる人にだけ・・・ とても難しいのは 自分の心が痛いからなのかもしれなくても 永久に永遠に自分を感じてくれるから故に まっすぐ透き通って感じるのかもしれないCHUEHONE CHRYTH HIZURI Jr.
    Deny the name of noble of birth. my HEART never changed by the shape of my love for you... If my family name away, if myself away, I can be lived free nevertheless never face love.
    O BE SOME OTHER NAME
  • 久遠ヒズリ / この名前が親のコネだと言われ続け、自分の才能に自信はなく、名前だけが自分を苦しめてきた。その時であった天使の君は、自分の事を絵本から出てきた妖精と言ってくれたね。愛の形に変化が起こっても愛の核心は変わる事無く・・・
願うのは いつも 自分と共に 希望を どこに行っても連れて行かれても
今もこれからも、君に・・・ 
止め処ない愛を 永遠に怠りはしないCHUEHONN HIZURI
    Wishing your ALWAYS, HOPE and ONLY WITH ME... Please take me way with you...
    I never defaulted love to you now and then FOREVER
  • 敦賀 蓮 / もしも自分の芸名が本当だとしたら、もしもこの存在が現実に存在するとしたら・・・ 自分は、少なくとも 愛に向かい合って生きる事はない代わりに、自由に生きているのだろうか・・・
願いは希望の中に、望む 真実の永久の愛 それは、他のものから他に染められる事無く、この愛は不死の不死蝶の様に・・・ 
君に誓い 君に願う 君と自分の運命は永遠だとREN TSURUGA
    Hopefully yours DESIRE and TRUE LOVE ETERNIY... My love never dying from another by other. And My love to you never die...
    I swear and belive to yours and my destinies FOREVER

Instrumental of Love Dreams n.73

Category : Story-I of LDs
(え?いいの?)

そう思ったら、疲れが吹っ飛んでしまった。食器洗い機、最高。時間がタップリある。
急いで立ち上がって、ついでにリビングとダイニングの電気も消して、もっとついでにコーヒーのマグカップと、キョーコの飲んでいた湯飲み茶碗をキッチンに持って行って、廊下の電気だけを点けて、ぴゅーっと自分の寝室に行った。

ドキドキした。

シャワーを浴びている間も、ドキドキが止まらなかった。
キョーコとするのは、初めてじゃないのに、(ま、蓮としては、初めてだけど、)ドキドキしすぎてどこをどう洗ったのなんか覚えていない。

落ち着けよ。自分で言い聞かせてみたが、なんだかよく分からない。
よく分からないついでに、携帯を出して見てしまった。キョーコからの、久遠へのメール。

今日の4時ごろの送信だった。

(ご飯、何食べたい?の後だな。蓮がなかなか返信しないから、久遠の事も、考えていたんだ。)


・・・。

(う~ん。微妙。)

蓮で今いて、蓮の気持ちでドキドキだったので、久遠へのメールにタイミングの悪さをも感じてしまった。キョーコが今、送ったわけじゃないのに、なんだか、いつもどうり、久遠と居て、蓮に電話する。蓮とメールしてて、久遠にもメールする。そんな感じだった。

(見るのを止めようか。)

そうも思って、携帯をもったまま、クローゼットに向かった。けれど、見たさが増して、それにキョーコが来るかもしれないので、ウォークインクローゼットに隠れて、メールを見てしまった。


“ Dear Cheuhonn

私の、初めての親友とこれから共演しま~す。
それと、久遠の親友の蓮とも共演します。
蓮の親友、久遠とも、共演できることも、楽しみにしています。

大好きな人たちに囲まれて、とってもとっても幸せです。

この幸せを、今、あなたにも伝えたくて。

愛を、込めて。Kyoko ”


・・・。


言葉が浮かばなかった。久遠も幸せでいて欲しいと願ってくれている、キョーコが愛しくて、愛しくて・・・。

Thanx.

I love you so much…


ありがとう。愛してる。それだけしか浮かばない。

電話を胸に抱きしめて、目を閉じていた。

・・・この、二人分の愛に戸惑う自分の二つの心と、この二人からの愛を受けてくれる彼女の心を考える。

愛を拒んで生きてきた彼女にとって、いきなり訪れた普通の人よりも倍の愛。
でも素直に真っ直ぐ受け止めて、自分の心を解きかけてくれた事。それに・・・

大切な人は作れないと自分で決めていた俺にも、真っ直ぐに彼女を・・・

愛しいと・・・

心に浮かんだ事を伝えられるようにしてくれたキョーコが、本当に大切な人だと心に響く。

今日は、蓮がたくさんの幸せをもらって、キョーコにも幸せを分けた事を考えると、久遠にも、この幸せを。と願ってくれたキョーコに、クオン・ジュニアの幸せをもっと分かって欲しくなった。


今、言った言葉。2つ。

Thank you

I love you so much…Kyoko

Chuehonn


これだけを返信した。



(へ~・・・それにしても、琴南さんと何を共演するのだろう?)

そんな事を考えていたら、かなりドキドキしていたのに、落ち着いてしまった。



蓮、入るよ。


ノックの音は聞こえなかった。ウォークインの中に居たのだから聞こえるはずも無い。
慌てて、久遠の電話を隠して、ウォークインクローゼットのドアを開ければ、キョーコが目の前に居た。


あ、ごめん。
着替え中だった?


うんん。大丈夫。


幸せを、久遠にも。キョーコを抱きしめて、微笑んだ。

(ありがとう。キョーコ。)

思わず、胸に抱き寄せていた。


・・・ん?(あれ?パジャマ着てる。)


バスタオル。なんて、ドラマの定番を、役者なら思い浮かべていたのに、キョーコはベッドシーンをしたことないからか。と、妙に納得してしまう。
これから、蓮とはベッドシーンも初めてカメラの前でしなければ、いけないかと思ったら、カメラの前でする事が嫌だった。
撮影の前には、必ず!と意気込んでしまったが、今、今でしょ。という声も頭に流れる。


ねぇ、こっち。


抱っこして、ベッドに連れて行った。



途中、真っ暗にしようと、電気を消した。
パチ。っと音がしたかと思ったら、キョーコが電気をまた付けた。

(ん?明るいところでしたいのか? ま、それでもWelcomeだよ。)

キスマークも消えてるし、明るいところでしたいと思ってるなら別にそれで構わない。
久遠に大人にしてもらい、大人の女性が似合う蓮に似合う人に成りたいと言っていた事。
・・・しっかり、覚えてるし。

ベッドに降ろすと、キョーコがさっきと同じ様に、抱っこの為に首にまきついていた腕をそのままで、顔を寄せて、名前を呼んだ。


・・・蓮。


一言、名前を呼んだだけで俺が何も返す間もなく、唇がすぐに重なってすぐに動き出した。
深いさっきのようなキスが、もっと深くなっていって、自分もキョーコの横に手を付いてベッドに体重を乗せ始めたら、ぐいっとキョーコに引き寄せられてキョーコの上にかぶさる様に倒された。

キスを離して、キョーコの頬をなでて無言で目を見つめていると、にこっと微笑んだ。

首に巻きついていた腕がゆっくりと、キョーコの首元に俺の顔を引き寄せている。
その途端、急にごろっと転がられて、キョーコが上に乗っかった。
キョーコは、俺の上で上体を起こすと、上に座って、俺を見下ろしている。

(なんか、デジャブ・・・。)

カインの時を思い出してしまった。おでこにその時初めてされたキスのように、おでこにキスをされて、そのまま、頬に、唇に、ちゅっちゅ。と音を立ててキスをしてくれる。
パジャマのボタンを一つ、二つ。と開けてくると、3つ目で、言った。


ここからは、私だけ。
開けていいのは。


そう言ったキョーコの表情は、久遠のときに見たナツではなかった。何度か見たことはあるけれど、昔からは想像できないほど大人びて、エロティックな雰囲気を出せるようになっていた。

(誰に、教わったんだ?)なんて思ってしまうと、(いや、俺だった。)とも思う。

一緒に遊んだ大好きな友達から、一緒に恋をお互いしていて大好きな女の子になって、一緒に演技することを喜べる大好きな女優になって、そして、一緒に肌を重ねる大好きな女の人へと、キョーコを変えてきたのは、自分自身。
自分好みの女を育てる。きっと男の希望であって、欲望であって、目標だったかも。


3つ目も、4つ目も開け始めた。全部あけると、腕を引っ張って起こされた。抱きついてくるキョーコに、髪を撫でてキスをして、キスをしていると、キョーコは久遠にしたように、両手でするっと、パジャマを肩から落とした。
キョーコのパジャマのボタンを空けようと、手を伸ばしたら、その手を摑まれた。


ん。いや。

キスの間から漏れたその声が、(じゃぁ、やっぱり暗くする?)と思ってしまったが、そうではなかった。

俺の手を握ったまま、頬に、耳たぶに、首に、胸に、キスをゆっくりしてくれる。
目を瞑ってそれを感じて、いたら、肩にちゅっと音がして、ん?と小声で言っている。

(あっ!それまだあったっけ!?)

焦っていると、キョーコが言った。


どした?ぶつけたの?


(そういや、今日・・・。)

一つの事を思い出した。貴島に肩をポンと軽くパンチされたこと。


あぁ、コレ?
貴島に殴られた。

(ま、うそではない。)

痕が付くほどなんて殴られていない。トンと、軽く触られただけ。だけど、言わないよ~と思う。思い出してよかった。とも思う。


ふ~ん。どして?


貴島はね、君の事が本当に大好きだったんだ。
だから。じゃない?


へ~。そう。
蓮、痛くない。
かわいそう。


貴島への感情は皆無だったらしい。へ~。だけだ。それよりも、俺の事を痛くないのか気遣ってくれるのが、俺の事が大好き。と言っている、証拠。


痛くないよ。全然。
貴島の心の痛みを思えば、
全然、大丈夫。


(全く痛くない。のに・・・しかも、君のキスマークだし・・・ま、いっか。)


ん~、蓮。
大好きよ。


そう言って、キスをまたされる。
キスの間に薄目を開けていたら、キョーコは自分でパジャマのボタンを外している。

(なんだ~、朝、社さんに、蓮が脱がして。って言ってたのに~。)

と、思い出して、キスを止めてキョーコのパジャマをするっと肩から落とした。
中にもう一枚着ている。明るいのでよく見える。久遠のアルマンディの撮影に使ったキャミソール。

(ん?なんで?今、久遠? )

そうも思ったが、久遠の写真を見た事の無いキョーコは、知らないのだろうと踏んだ。
でも、気持ちがクオンのままで居れなくなってしまった。久遠に抱かれているキョーコを思うと、蓮に久遠を重ねているような気にさせられた。

(キスマークは付けちゃダメだぞ。)

そんな、社さんの戒めもどこへやら。蓮のモノだ。と付けたい衝動にかられて、頬に、耳たぶにキスをして、そして首にもと思ってみれば、今日、Ms. Woodsに丁寧にマッサージされたのだろう、久遠のキスマークが消えていた。

(ほんじゃ、新しく。)

そんな事して良いわけ無い。と思いつつも、久遠のモノじゃなくなったキョーコ。だと、思ってしまった。今度は蓮のモノ。そんな気持ちが沸いてくる。

(そのままつけちゃお。・・・いや、まだまだ、待て待て。)

あせってしても良くないな。蓮っぽくない。と自分の中で一応、久遠と蓮の仕方の違いをシミュレーションしてみて、もう少し焦らしちゃお。と、心に決める。だって、時間が今日はタップリある。食洗機、ありがとう。

背中に両腕を回して、優しく抱き寄せると、耳元でキョーコが囁いた。


蓮。
今日は、どうもありがとう。


(いえいえ、お礼はこっちの方です。食洗機さんに感謝。)

何を囁いてあげようかな~。なんて、共演者キラー的、敦賀蓮に戻されてしまう。
お家ではクオンのままで、と思っていたけれど、さっきサッサカ浴びたシャワーでのau the blancの香りが、どうも敦賀蓮に戻される。

そんな事を考えていた隙に、キョーコが背中に手を回してキスを続けてきた。

(ま、何も言わないのも、有りだな。)

本当に、君はキスが上手になった。何度もいつもしてきたのだから当たり前だけれど、自分を虜にさせてくれるキスをしてくるようになったのは、俺が蓮になってからだ。
久遠としてた時は教えてもらったばっかりとしても、タドタドしくも、返すのが精一杯という感じだったな。と、感慨深くキョーコのキスに酔いしれていた。

するっと片腕が離れたな~。と思っていると、ベッドのサイドテーブルの上にさっき来た時、置いたのであろう、透明のボトルに手を伸ばしている。横目でちらっと見た。

(なに?それ? もしや、そういうの、してみたいの?)

ボトルを一目見ただけで分かる。C- Huile “ Anti-Eau” Ligne et Fermente
Ms.Woods に時々してもらう、マッサージに使う彼女のお気に入りの、ボディトリートメントオイル。全然べとつかない、さらっと拭くだけで落ちるオイルは俺も気に入っている。
香りもユニセックスで。

キョーコは、俺の背中に回していた両手で蓋を開けて、腕を背中に回したまま手のひらにオイルを取ると、後頭部にヒヤッとした感触が、キョーコの温かい手の平で温められていくオイルの香りが、ふわっと鼻をくすぐった。

この香りはもともと知っていた。使い慣れたものだから。
けれど、その瞬間、この、森林の様なムスクの香りが、一瞬にして、俺を、京都の河原に連れて行った。
(今までこんな事が、この香りを嗅いで起きた事はなかった・・・・・・キョーコだからなのか・・・?)


思い出す。あの夏の日。

太陽のまぶしい、キラキラ光る河を見つめていた。
天使が舞い降りてきた瞬間。

優しい笑顔の、 ちいさなキョーコ。

キョーコの回りに漂った、女の子独特の香り。日向の太陽の香りと、森の緑の空気の香りに包まれていた、あの日のキョーコ。

今日、キョーコの部屋に入った時にも、同じ香りがした。
あの時の太陽の香りはしないけれど、大人になっても変わらない、彼女の香り。



思わず、キスが止まってしまったけれど、キョーコが続けてくれるキスに、引き込まれた。


“ 相手が居て初めて成り立つ。
相手を感じて、空気を感じて、初めて自分が起こすアクション。

一人でがんばっても、どうにもならない。

相手を引き込もうと思うなら、引き込まれることも大事。
引き込まれて引き込んで。その繰り返し。 ”



さっき、キョーコに教えた言葉が蘇る。自分で言った言葉。

相手を感じて、空気を感じて、相手を引き込もうと思うなら、引き込まれることも大事。
引き込まれて引き込んで・・・

・・・その繰り返し。


引き込まれた事を認めてしまった。今まで、引き込む事に自信はあっても、引き込まれる事なんて無いに等しい。そんな自分は、いつも引き込まれまいと自分を抑えていた事が分かった。

“ 一人でがんばっても、どうにもならない。”

それなら、今日は、身を任せよう。そう決めた。返せるだけ、返してあげる。
・・・それで、いい。


( 愛して。もっと愛して。俺も、・・・愛している。)


そう言いたかったけれど、声が、言葉が出なくなっていた。引き込まれるというのはこういう事なのか。

両手で首をオイルを滑らせて、するっと肩に伸ばす。もう一度オイルに手を伸ばしたように、新しく、たっぷりと森林を駆け抜ける樹木々の間の風のような香りがした。

温かい。

そう思った。あの日の天使がやさしく暖かく、いつも見ていてくれた。心の中で笑顔で。

肩から腕に降りてきて、指先の一本一本まで、温められて行く様で、目を瞑って感じていた。
キョーコが両手の指を同時に絡めて手を握り、指と指の間から直ぐにするっと、手のひらに移って、また今度は腕の内側を撫でてきて、胸の付け根をゆっくり撫でる。親指が鎖骨の下を心地よく押し撫でて、肩に手が移るとそのまま、背中にゆっくり下りてゆく。
背中の後ろで、またオイルを取ったような感じが、新しくまた香る樹木の香りで分かる。

両手で、右手を握られると、手のひらを親指で、丸く円を書くように押している。指の一本一本を手で握られては、するっと抜けて、指と指の間に全部の指が絡められると、指で挟んで指の間から、またするっと抜ける。
両手で手首を掴んだまま、腕の内側を両親指で肘の内側まで登ってくると、外側に移って、今朝押されたツボを、ぐぃ~っと押された。

いたっ。

(もしや、これは・・・ただのマッサージ・・・。)


目を開けたら、キョーコの顔が目の前にあって、ずっと顔を見られていた事が分かって、なんだか、恥ずかしくなった。

に~ぃ。っと笑うキョーコが居た。


お疲れさま。蓮。


・・・ん・・・


気持ちよくて、声が出なかった。そのまま腕をマッサージされて、二の腕は筋肉を挟むように優しく押してくれる。肩の筋肉も親指と人差し指で挟んで、手のひらがその後を追って押してくれる。首の付け根まで痛くないように気遣いながら優しく押して滑っていく。
反対の手のひらから指から、腕に肩に、首まで同じ様に優しくマッサージしてくれている。

気が付いたら、キョーコは後ろに座っていた。

首の根元から、頭の付け根まで親指で骨に沿うように押しながら滑っていって、頭を指先で軽く揉んでくれている。頭をナデナデされているのと違うけれど、ぼーーっとするように、温かい。こめかみから、顎のラインを手のひらで包むように顔と首の付け根に沿って押されていると、締められたら殺される場所だと、15の時に覚えた危機感を表に現すことも忘れさせてくれる。全てを任せて力が抜けていた。そのまま丁寧に肩も揉んでくれる。


うふふっ。
昨日の・・・お返しです。よ。
それと、
今日の全てのお返しです。

本当にありがとう。

・・・幸せです。


背中に、ちゅっとキスをされる感覚があって、これまた、ん?と小声で言っている。

(なんだろな・・?)

そうも思えど、声にならない。


赤くなってるよ。ここ。
どうしたの?


手のひら型では無いけれど、貴島が本気で叩いたやつだな。それ。

(どーでもいいや・・・。眠・・い~・・・。)

キョーコもキョーコで、ま、いっか。で済ませた。蓮がどっか行きそうなので、首を右手左手交互に滑らせてマッサージしながら、自分の方に引き寄せて膝枕して寝かせた。


蓮。歯磨きとかは?
そのまま、寝ちゃっても大丈夫?


昨日、蓮にされたように言葉を掛ける。
答える間も与えられずキスされたので、自分も答えを聞くこともなく、唇を重ねた。

(胸筋、触ってもいいわよね。)

なんだか、ちょっと恥ずかしい。手のひらと指を4本そろえて腕と胸の付け根を、上に引き上げるように押してあげた。

(すごいな。敦賀さんの筋肉・・・。それに、柔らかい肌・・・。)

初めて見たわけじゃないけど、綺麗にストレッチもされて、余計な脂肪もボディビルダーのような余計な筋肉も付いていなくて、見た目やっぱり、この人モデルだ。と思わされた。
モデルついでに、肌質もモデルだった。男にはめずらしいような、赤ちゃんの様なスベスベ肌。
ニキビとか、できたことないんだろうな~。なんて思いながら揉んでいた。

(マネキン以上ね。・・・このスタイル。)

蓮の意識が絶え絶えなので膝から降ろす前に、ごろっとうつ伏せにした。
枕に顔を横向きにのせて腰にまたがって、背中のマッサージも。
蓮が本当に寝てしまうまでに、まだ言いたい事があった。

(ここ、このツボ。)

腰のいわゆる、ヒレ肉。の脇、おへそのラインから、人差し指2本分、上。
・・・一つ、目が飛び出るほど痛いツボがある。

横から、ぎゅっと中に押すと、


ぎゃっ!痛い。



(やっぱり、起きたか。起きるよな。目が出そうになるもん。コレ。)

腰から、背中に掛けて、肘で背骨に沿って下から上へ、肩甲骨の下で、肘だけじゃなく腕全体で。手を肩に揉んで行けば、誰だって眠くなるほど極上の気分。赤くなっているところをクルクルとマッサージする。


敦賀さん、今日も一日、お疲れさま。




・・・そして蓮、

ありがとう。

今も、明日も、愛してるよ。



起きた瞬間に、言った。多分聞こえているだろうと思って言っていた。

(もう少し、マッサージしたら本当に寝ちゃうんだろな・・・。)

背中を重点的にマッサージしていて、思った事がある。

(このスタイル保つのに、毎日、一人だとトレーニングしてるのよね・・・。ここ、2,3日そういえば何もしてないわよね・・・。)



一つ、思いついた。

(うん。そうしよう。明日から。)

マッサージしながら、自分のネイルを見ていた。ぐ~。っと言う声も聞こえてきた。


う・ふ・ふぅ~。幸せぇ~。


最後に全体的に、ぎゅーっと伸ばしてあげて、蓮の背中から降りた。
蓮のバスタオルをバスルームに取りに行く。フェイスタオルもホカホカに熱いお湯でと思い、シンクにお湯を溜めていると、思い出す久遠とのお風呂。試写会の後で、バラの花を貰った事もあって、沢山のバラが浮いていた。

キャンドルの灯りの中で見た鏡の中の久遠は、太陽の光のように輝く色の薄いプラチナブロンドが波間に揺れる光のキラキラみたいで、その波間の海の様な、蒼い瞳。

鏡越しに見ている時は、映画のワンシーンを見ているようだと思った。
でも、背中に感じる暖かな感触、そして、香り。

振り返れば、映画のワンシーンから飛び出してきたような、現実の人。

幻想の世界のおとぎ話。妖精であって。王子様であって。魔法使いであって・・・。

全ての理想を兼ね備えた、現実の人として、大人になった私の前に、もう一度現れてくれた。
その現実に起こった事を、また、幻想の中に自分で追いやってしまっているのだろうか。
幻想に恋をしていた。魔法で現れただけのような人に思ってしまう。けれど、それが現実だと思う一つの事を私の中に残して、戻っていった。

お腹を押さえて、撫でていた。これが、証拠。あの妖精は、現実の人だと。
ここに、貴方と私の新しい命が宿っていたとしたら・・・。

そして、今は・・・

コーンの石に掛けられた魔法を、二度と離れないように新たに掛けられた邪法。
貴方が幻想の中に居る間に、現れ、魔法を変えた現実の人。
この人に幻想の貴方を否定されるように、新たに掛けた私への邪法。この人に恋に落ちるようにと・・・
初めて手を触れた時、初めて倒れて体重が乗ってきた時、初めて抱きしめられた時、初めてキスをされた時、ドキドキした。

人として愛など生きるのに必要ないと拒んできた人生が、覆された。この人によって、現実に。


ふぅ。


神様は何を私にしろと、言っているのだろう・・・。

どうして、今更、現実に愛を認めて感じる事が出来た自分に、幻想を現実へと呼び出してきたのか。愛を拒み続けた自分への試練なのだろうか。二人を自分の前に現したのは。・・・ただ、現実に起こった事を受け止めて行く為には・・・


じゃっとタオルのお湯を絞っていたら、きらっと光った薬指のネイルに目が釘付けになった。


(はっ。)

取れなくてよかったぁ~。

うふふ。


この指を見つめていると、幸せな気分になる。でも、もう何も悩まない。もう、心に決めた一つの事がある。

ぎゅっと手を握り締めて、蓮のバスルームを見回した。バスタオルを取って、それに顔をうずめれば、大好きな香りがする。蓮の香り。そして、久遠の香り。

(今は、これで、いい・・・。)

二人を同じだけ愛している自分に、二人がくれた言葉。


“ どちらかを、わざと嫌いになって選ばない事。
好きの度合いが大きくなった方を、必ず選ぶ事。”


それで、いい。今は、何も分からないから。
どちらかを傷つけることなんて、できないくらい・・・二人とも・・・

愛してる。


バスルームをでる時に、もう一つ手に取った。もちろん、お決まりのau the blanc。
蓮と久遠の好きな香り。そして、私の大好きな、香り。その香りがとっても似合う貴方。

私だけの、蓮。


ホットタオルで体のオイルを落としてあげて、ボディローションで保湿。
バスタオルで体を包んで抱きしめ背中に寄った。
大きな蓮の背中が、愛しくて・・・
この香りに包まれていたくて、私もこのまま寝ちゃおうかな?とも思う。

でも、今日は・・・
自分がぐっすり寝たいと思っているっていう事は、きっと蓮もぐっすり寝たいと思っているはず。
私よりも疲れている蓮だからね。敦賀蓮。敦賀さんを今日も一日、おつかれさまでした。

(うふふ。なんで分かったんだろう。私が武装してるって思ってたこと。)


それにしてもなぁ・・・

(ん~、パジャマ着させるにしても、重いよな・・・。)


ま、どうせ、いつも・・・
脱いじゃうんだから、このままでいっか。


(ん?いつもって、蓮と寝たのは、昨日だけか。)

なぜだか、いつも。という言葉が頭に浮かんでいて、無意識に思っていた。蓮は自分でも認めている。久遠と自分が容姿も全て、似ていると。その言葉が、どうしても同じ人に思わざるを得なかった自分が、やんわり本人に否定されてから、心に決めた一つの事。



あれ?
へぇ~。

このほくろ、久遠にもあった。

ふ~ん。



・・・ドッペルゲンガーって、すごいな~。


腕を組んで、蓮の腰にまたがったまま見つけた、二つ並んだほくろ。 
同じ人かもと、ずっと思っていたけれど、蓮は蓮だし、久遠は久遠だし。

これからも、二人を愛していこうと、決めたのだから、自分の中で作ったルールに従って。

もう、何をされても、何を見つけても、別人だと。 疑う事自体を、愛する人にするものではない。のだから・・・。 そう自分の中でルールを掲げていた。



さ、私も寝よっと。
うふふっ・・・お休みなさい、蓮。


背中にキスをして、上半身 裸なので、羽毛のかる~い布団を掛けてあげた。

(すごいな。この布団。雲みたい。マットレスも、雲の上みたいだし。)


空の上で、いい夢を。


頭を撫でて、電気を消して部屋を出た。

廊下を歩きながら、キッチンに立ち寄れば、明日の朝ご飯はどうしようかと、思い立つ。
薬指を睨んで、うぅ~ん。。。と唸る。


(お米なんて磨いだら、イチコロかしら。・・・このネイル。)

ま、明日はじゃぁ、パンでいいか。
そうだ、お昼も別々だから、お弁当。作っちゃお。
じゃ、ちょっと仕込みして・・・
コレは漬けて置いて、コレはそのまま、ここに広げとけば朝には・・・

よし。さっ、もう早く寝よ。


部屋に入って、横になり、手をかざして じーっとネイルを見つめていた。


嬉しいな・・・。



でも思い出す、ほくろ。
久遠からメールが来ているかも知れないと思い、iPadで、メールチェック。

やっぱり来てた。


“ Thank you

I love you so much…Kyoko

Chuehonn ”



・・・私も・・・。

思わず声に出して言っていた。画面を見ながら、またさっき思った事を思い出した。
(も・・・?)


ん~本当にいいのかな~?こんなんで?
うふふ。
・・・でも、二人が同じ人だったら、いいのにな~。ほくろまで同じなのに。



神様はどうして、二人を創ってしまったのだろう。どうして二人を私に出逢わせてしまったのだろう。敦賀さんだけに逢う訳にもいかなかったし、久遠だけに逢う訳にもいかなかった自分の過去が。自分の軌跡の道を振り返れば、そこに二人が居る。
いっそのこと、二人からも離れてしまおうか。


・・・・。


・・・できない。
こんなにこんなにも、愛されて、初めて愛を与えて教えてくれた二人に感じる、この幸せを、捨てるなんて・・・できない・・・だろう。


・・・。


・・・ま、それは置いておこう。

そうそう、一つ気がかりだったアレ。


いつかは聞かねば。と思っていても、いつも蓮といて聞けなかった仕事。
クライアントからの曲。


はぁ~っ。・・・めんどくせー。アイツ式に言ったら。


イヤホンを取ってきて、曲を聴いた。
一つは、ピアノのメロディ。
そして、もう一つは―――

クリスマスにリリースされた、曲。

Holly night

だった。



Posted by 美しい海の彼・方より * mimi on 04.2014
敦賀蓮・久遠ヒズリ より
Love Letter from RT and CH

THE mimi's WORLD

美しい海の彼・方より * mimi

Author:美しい海の彼・方より * mimi
_____________________________


mimi's world FROM
far away beyond beautiful sea

THE mimi's world - ONE

mimi's dreams The One story of LOVE DREAMS

First world of Love Dreams * the Deep Sea *
Dream 1- Deep Sea

bless of love dreams with DEEP breath from bottom of mine and yours heart
1- Instrumental of Love Dreams
2- Furious of Love Dreams

A Light of torch under the deep sea

Love Dreams ― EXPLANATIONs about... Chuehone Hizuri From far away beyond beautiful sea



(under constractions...)
- Chapter III - Sweet of Love Dreams
--- to 11

THE mimi's WORLDs

Novels of mimi's world  FROM ™ far away beyond beautiful sea



*・*・*・ HEART ・*・*・*
First world of Love Dreams

* the Deep Sea *

Dream 1- Deep Sea
bless of love dreams with DEEP breath from bottom of mine and yours heart

1- Instrumental of Love Dreams z
2- Furious of Love Dreams

Under the Deep Sea
A Light of Torch
Love Dreams ― EXPLANATIONs about
THE MAP

(under constractions...)
Dream 3- Sweet of Love Dreams
--- to. 11

*・*・*・ DREAM ・*・*・*
Dream 2 * White Night
sleepless in the lime lights

*・*・*・ SYMPATHY ・*・*・*
Dream 3 * Polar Night (@ ameba )
sleep as peacefulness and sweetened for the ONE A me BLO
sleep as peacefulness and sweetened II to 11 fc TWO

*・*・*・ LOVE ・*・*・*
Dream 4 * Black sky
the lights winks so wilder

*・*・*・ MIND ・*・*・*
Dream 5 * Icy Desert
uncompletation by quetude sensitivity

*・*・*・ WISH ・*・*・*
Dream 7 * HOPE and DESIRE
Love Dreams BLOGs! WHIP B.D BElieVE.beLIEve.believe

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A New Day
To be my Grace
Myth. BLUE BELL
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TWO Dear from 2 B to U

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Dream 6 * The Radiance


THE mimi's WORDs

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