• 永久に広がる闇の空間に 永遠の幾千の時の中に 存在する1つの命 1つの心の証が 1つの愛に・・・ この名前の中に。
でも 白と黒の様に、相反する人生をその名に拒んだ 運命の破壊と創造を宿命にもち 自らの人生の時を止めて 人形の様に違う人を生きる人生は 闇の中に押し込めた黒の本当の自分と、光の中の幻想と成る偽名の自分
職業病と人は呼べるかもしれない・・・ 違う人に成りすます事は 簡単な事と思っていたけれど・・・ たった1人。
永久に永遠を感じる人にだけ・・・ とても難しいのは 自分の心が痛いからなのかもしれなくても 永久に永遠に自分を感じてくれるから故に まっすぐ透き通って感じるのかもしれないCHUEHONE CHRYTH HIZURI Jr.
    Deny the name of noble of birth. my HEART never changed by the shape of my love for you... If my family name away, if myself away, I can be lived free nevertheless never face love.
    O BE SOME OTHER NAME
  • 久遠ヒズリ / この名前が親のコネだと言われ続け、自分の才能に自信はなく、名前だけが自分を苦しめてきた。その時であった天使の君は、自分の事を絵本から出てきた妖精と言ってくれたね。愛の形に変化が起こっても愛の核心は変わる事無く・・・
願うのは いつも 自分と共に 希望を どこに行っても連れて行かれても
今もこれからも、君に・・・ 
止め処ない愛を 永遠に怠りはしないCHUEHONN HIZURI
    Wishing your ALWAYS, HOPE and ONLY WITH ME... Please take me way with you...
    I never defaulted love to you now and then FOREVER
  • 敦賀 蓮 / もしも自分の芸名が本当だとしたら、もしもこの存在が現実に存在するとしたら・・・ 自分は、少なくとも 愛に向かい合って生きる事はない代わりに、自由に生きているのだろうか・・・
願いは希望の中に、望む 真実の永久の愛 それは、他のものから他に染められる事無く、この愛は不死の不死蝶の様に・・・ 
君に誓い 君に願う 君と自分の運命は永遠だとREN TSURUGA
    Hopefully yours DESIRE and TRUE LOVE ETERNIY... My love never dying from another by other. And My love to you never die...
    I swear and belive to yours and my destinies FOREVER

Instrumental of Love Dreams n.63

Category : Story-I of LDs

______ コンコン・・・


蓮はベッドから立ち上がって、スケジュール確認しながらiPhoneを持ったままドアを開けた。


おはよう。蓮。

ごめんね、電話してたみたいだから、
起きてるのは分かってたんだけど、遅くなって。


そう言って顔を覗き込むキョーコに、今まで、社長に言われたことを考えていた俺は、昨日までの簡単な上辺だけの愛情だったのか分からなくなっていた。
彼女の事も考えると、自分のエゴで彼女自身も彼女の未来も、日本に与えるであろう彼女の可能性をも、自分が潰してしまうのかと思えた。

(ジュリと、彼女は違う人だ。)
そう自分に言い聞かせるように気を取り直して、いつものように微笑んで言った。



おはよ。キョーコ。


じーーっと上から下まで何か観察されている。人形師に視姦されている気分だ。


んふっ。
今日も、蓮、かっこいいね。

さすが、敦賀さん。って感じ。



どきっ。っとされた。さすが天然共演者キラー・・・。
んふっ。じゃない。そんなこと他でしないでね。と思ってしまう。

(ま、今は共演者が俺だからいいか・・・。)


そぉ?いつも通りだよ。
ありがと。

キョーコも可愛いよ。


無性に抱き寄せたくなって抱きしめて唇を重ねた。今の幸せが続くといいんだけど、どうしたもんかな・・・。 そんな事も社長の言葉が引っかかってなんとなく素直にちゅっちゅと出来なくなっていた。唇をキョーコが離して目を覗き込まれて言われた。


んじゃ、おはようのキスも二度目だし、
もう離れないよね。これからも。


ん。そうだね。
大丈夫。いつも一緒だから。


二度目のおはようのキスは、キョーコからのプロポーズに感じた。クオンとしてだと3度目だった。


(昨日の朝、二度目だった時から、離れるつもりは無かったよ。)

キョーコに伝えたくて、胸に抱き寄せた。
キョーコも目を瞑って聞いてくれている。本当の俺の声。

今日は、シャツのボタンを開けていたので、胸にそのまま耳を付けてくれている。
直に聞いて欲しいと願う心の現われだったのかもしれない。

ちゅっ。

その胸にキスをされた。・・・消えたキスマークの所だった。
自分のものだと言いたいのだと、理解した。



蓮、あいかわらず
・・・いい香りね。


3つ開けて着ていたシャツのボタンを、一つ閉められた。



でもね・・・
他の人が寄って来ないように、
ここまでにして欲しいな。


そう言って、にこっと微笑むキョーコが、ポンポンと俺の胸を優しく叩いていた。


さ、ご飯できたよ。
食べて社さんが来るまで、台本チェックしたいな。
いい?



・・・。
(・・・もう俺、絶対!離れない!)

さすが、天然共演者キラー。朝から、落とされてしまった。

(でも負けないぞ。敦賀蓮の今までのキラー実績を見せつけてやる。)

今日の目標。を心に決めた。どうも、どうでもいいことにも負けず嫌いのようだ。俺って。





ご飯を食べながら、今日する立ち稽古の場面の台本を二人で確認していたら、なんだかんだと遅くなってしまった。後片付けしているのを見ていると、後でもいいんじゃ?と思うけれど、やっぱり台所をしきる人の言う事を聞いておこうと、俺はコーヒーを入れさされた。
キョーコの為の昨日買って来たカフェインの入っていないハーブティに、蜂蜜とドライりんごチップ、それにシナモンをかけて、アップルティーにしてあげた。

(そうだな・・・食器洗い機、買おうかな。もともと使わないから入れてなかったけど、アメリカの家じゃ、手で食器洗ってなかったな。二人とも・・・。)

そんな事を思い出した。
クーもジュリも家政婦に休みをあげて、3人で家で食事を作って食べた時には、手が荒れるのに気を使っていた俳優とモデルなので、必ず食器洗い機だった事を、思い出す。
それよりなにより、アメリカでは食器洗い機がどこの家庭でも常備されている。

(んじゃ、今のうちに頼んでおこう。)

そう思ってコンシェルジュに頼もうと、インターホンの受話器をとろうとしたら、ピンポーンと、目の前で鳴って、ビクッとした。



あ、蓮、おれ。
早いな、そこに居たのか今。


そうですよ、ビックリしました。
どうぞ、今、開けます。




エントランスのロックを外して、そのままコンシェルジュに今日中に。と頼んでおいた。


あ、社さん来たの?


うん、でもまだ10分ぐらいあるよ。
大丈夫、お茶飲んでから行こうか。


社さんにも自分のドリップしてたコーヒーを入れてあげて、テーブルに持って行って待った。

10分だろうが、1分だろうが、キョーコ的には同じなのだが、分刻みスケジュールの二人なら10分はかなり長い休憩時間とみなし、遠慮して何も言わないで紅茶をすすると、

ほぉぉ~。

思わず漏れた唸り声。あまりの美味しいアップルティーにホテルで飲んだレモンビスケットまで思い出してしまった。あの時もけんちん汁が空きっ腹に染み込んで、ほ~。と唸ったな。と密かに思いだす。


ね、ね、蓮。
昨日さ、クッキー買ったよね。あれ、今食べてもいい?
普段はあんまりお菓子って食べないんだけど、
どうも食べたくなってカートに入れちゃったんだよね。
大体いつも自分で作るんだけど、作る暇無くて。


そうなんだよね、珍しいな。と思って昨日見てたんだけど・・・。
今がいいの?


うん、今。
この紅茶と一緒にたべたいのぉ~。
いいでしょ?
あ、社さんもどうかな?
蓮は食べないでしょ?


ん~、今いらない。


ふと、思いついた。共演者キラーまだやってないぞ。敦賀蓮がんばれ。と思って、クッキーでどうにかしてやろうと企んでいたその時、チャイムが鳴ってしまったので立ち上がって玄関を開けに行った。


おはようございます。
さ、入ってください。
コーヒー飲んでたんですよ。
あぁ・・・あと、8分ありますよね。
社さんもどうぞ。


お、じゃぁ・・・。
新婚さん家にお邪魔するのは、気が引けるけど。
8分あればいけるよな。


キョーコは、クッキーを持って来ながらそんな会話を聞いていた。


(さすが売れっ子・・・8分もあれば。なんてこと思ったこと無いわ、私。)

こんな人気者と一緒に共演していいのか?と、不安がよぎったが、ナニセ時間が8分しかない。
こちらは、8分しか。無い。と思って急いでいた。


おはようございます。社さん。


おっキョーコちゃん、おっはよ~。


社さんも食べますか?


そう言ってキョーコが差し出したクッキーの箱を蓮が除くと、一枚もう消えている。

(なんだろな~・・・昨日のピンクのホットミルクといい、この食欲といい、甘味を体が欲しているってことだよな~・・・。)

すっかり共演者キラー戦のことなど忘れて、キョーコの甘みを欲しがる行動に考えていた。



じゃ、一緒にご馳走になろうかな?


どうぞどうぞ。


そんな事を二人がしていたので、コーヒー片手に廊下に出て、自分のコーヒーをすすりながら
iPhoneでネットサーチしてみた。妊娠の前兆とサーチすると、食欲が出る人も居るのはわかったけど、甘味かどうかは分からない。そのかわり、生理の前に甘い物を食べたくなるのと眠くなるのが、妊娠したばかりの人のちょー眠気が襲うというのと、なんとなく似ているらしきことを見つけた。

(なるほどな~。まだ分かんないんだな。これだけじゃ。)

もし誰かにサーチの履歴を見られたら面倒だ。と思って、履歴も消去して自分の鞄を取りに行った。玄関に戻ると、キョーコと社さんが話して待っていてくれた。


キョーコちゃん、ちゃんと寝れてる?
自分の家じゃないしさ。
あ、でも隈とかないし大丈夫なんだね。


はい、昨日、一緒に寝ましたよ。
・・・ゆっくりと。


え?そうなの?
(やっぱり、ゴッコじゃないじゃんか!!!)


うふふ。蓮・・・じゃない、
敦賀さんってね・・・


(おいおい、キョーコちゃん、今、蓮って普通に言ったよな。)


脱いじゃうくせに、・・・


(脱いじゃう!何なに続き! くせ?くせに?何したんだ蓮~!)


ブラ・・ん・・・・
あ、敦賀さん、いいですか?行きましょうか?

(ブラ? ブラがぁ~~~!! ブラジャーだよな。それって!!!)


おまたせ。
行こっか?

(・・・そっか。キョーコ、暴睡してたもんな。やっぱ眠いのか?)


はい、今日もよろしくお願いします。


あ、社さんすみません。
ちょっとあっち、向いててもらえますか?


うふふ。課題の続き?蓮。


うん、そう。


行ってらっしゃい。蓮。


行ってきます。キョーコ。
それと、行ってらっしゃい。


行ってきま~・・・。


(なんか、なんか、課題ってナニ~~!?キョーコちゃん、いってきま~・・・で、来ます。の、す。の字、どこ行った!?)


あん、蓮、ダメ・・・。



(おーーーいいぃ。朝から? コラコラ、これから仕事ですよぉ~!?二人とも。)

あっち向いててと言われたとおり、見てはならぬ。と脅迫されたようで、見たいけど見れない。
モンモンと想像を逞しくするしかない。



(くすっ。社さん、面白すぎる~。)

じゃ、行こう。
おいで。


手をのばすと、その手に素直に手を伸ばしてくれる。握ると握り返してくれる。指を絡めると、指を絡め返してくれる。今までからしたら普通の事なのに、今日は違う。
本当の恋人になった、俺のキョーコ。
エレベーターを降りるまでは、そのままで居たい。

社さんは前を向いて、階数が減って行くのをまじまじと見続けている。
まぁ、社さんに見られたからって、昨日の朝の車の中とか、撮影中とか、社さんも見慣れているので、どーってことないけど、今日の気分は、秘密にしておきたい本物のキス。

キョーコの顎を持ち上げて、キョーコの唇に人差し指を当てて、声を音を出さないように促してウインクすれば、ぽっと赤くなったのが分かった。

(お!落ちた。めずらしい。よしよし、1勝1敗。まだまだ。)


静かに目を閉じて、唇を重ねていつものように、愛し愛され返し返され1階に着くまで、誰も乗ってきませんように。と祈った。


(きっとな~、社さんが想像してるの男の考えだよな~。一つしかないもんな、ああ~面白い。)

社さん、見ないようにまだ心がけてくれてる。

キョーコのさっきのブラ、も、ブランケットを私から盗るぐらいなら、脱いじゃう癖をどうにかしろって言いたかったんだろうな。キョーコ。

行ってきます。のチュウはしたけれど、キョーコを姿身に写して、イヤリングを付けてあげていた。ダメの意味は、自分で付けますから、大丈夫ですよ。って事だったらしい。



(ん~~もう、コイツラ~~~。いい加減にしてほしい・・・。)

社倖一。28歳。大人気俳優、敦賀蓮のマネージャー。今、後ろでいちゃいちゃしてるコイツを受け持って、早6年。忙しすぎてこの6年、キスすらしてない。ってか、彼女なんか作る暇ない。お前のせいで俺は忙しいんだぞ!と、言ってやりたい~~~。。。。。。


(あ、そういえば!)

おい、蓮。


前を向いたまま話しかけた。


・・・。


(はいはい、そーですか。やっぱりお口が塞がってますよね~~~。)

返事の無い蓮にイラッとしたが、長年片思いをしつづけた蓮を弟のように応援してきた身。
お兄ちゃんは、弟が幸せならそれでいいですよ。自分はそうでなくても・・・。

振り向いてはならぬ。と思いつつも、一階についちゃったもんは、しょーがない。・・・だろ。


昨日のさ、お前の曲、
えらいことになってる。


口を押さえるキョーコちゃんと蓮がぺろっと自分の唇を舐めたのをみて、キョーコちゃんのグロスを拭き切ったか?と言ってやりたい~・・・。が、
ガマンがまん。君のおかげで俺もいい生活できてます。はい・・・。


あぁ、さっき社長と電話してて聞きましたよ。
ダントツ。っての。
嬉しいですね。まぁ、俺は・・・
なんでも良かったんですけどね。


(まぁな。お前は違うこと考えて出したんだろうな。と、どうせ思ってたし。)


歩き出しながら、ちらっと二人を見れば、蓮がキョーコちゃんの鞄を持ってはいるけれど、手はさすがに繋いでない。ほっとして、普通に続けようと心がけた。

蓮はキョーコの仕事用バッグを持っていて思った。

(今日は、やけに軽いな~。)

ちらっと、上から覗くとメイクボックスが入っていない。

(ふ~ん。今日は稽古だけだし、その後も、テレビには出ないって事か。)


坊の撮影の為、メイクは必要ないのである。

(へ~、蓮の人気ってさすがだな~。昨日のきまぐれでも蓮の話が出た時の雄叫び、思い出すわ~。)


12時の時点、発売開始から10分で、
お前、どんだけ売れたか、聞いたか?


え、それは聞いてませんね。


30万ダウンロード。だってさ。


ふ~ん。
へ~ぇぇ・・。

二人とも声を揃えて、よく分かってない。


それってすごいんですか?蓮?
じゃなく、敦賀さん。


う~ん、視聴率なら分かるんだけどな・・。
イマイチぴんと来ないよね。


うう~ん。。。


(し、し、視聴率~!? ま、なじみがあるのはこっちだよな。二人とも・・・。)


よく考えろよ。30万曲だぞ、
30万人が買いました。ってことだよな。
夜中にさ。


ふーん。
それってどうなんですか?


普通なのかな?


さ~。

相変わらずよく分からない。
車に着いて、助手席にキョーコを乗せて、トランクに鞄を入れてエンジンを掛けた。
なにがしか構えている後部座席の社さんは、静かに腕を組んで目を瞑っている。

頭の中が???だったけれど、すぐに気がついた。
昨日は、シートベルトの前に・・・。と言ってした、アレを見ないようにしてるのか。

(んじゃ、お言葉に甘えて。)

もうすでにシートベルトをしていたキョーコの席に腕を伸ばして、ちゅっとだけした。
キョーコも、俺の頬を無意識に両手で包んでくれていた。

(ん~も~~~ぅう。なんなんだ~。この幸せは~。)

悶えたかったが、ふと、起き掛けに社長としゃべった不安も頭をよぎった。

キョーコを、このままさらって逃げたい。Dreams の稽古通り、Romeo&Julietの様に。と注文出された事もそのまま受け継いで、本当にどこかに日本を捨てて、さらって逃げたい。
キョーコに告白されていた、ホットミルクのあい間の10分間で、最低、捨ててしまいたい日本の30万人が俺の事を想ってくれていたという事が心に刺さる。
でも・・・俺が想うのは、この人、ただ一人。



でな。
・・・それより、終ったか?

今朝までに、70万になったらしいぞ。
今日で、ミリオン越えるだろうってさ。
ダウンロードのスゴイとこはな、全世界だからな~。

(ぬ。じゃぁ、日本を捨てても、意味無いってことか・・・?)


へ~、ミリオンてでも、100万人ってことですね。敦賀さん。
一億は、100ミリオンてことですよね~。


ねぇ~。

二人で顔を合わせて微笑みあう。

(全く、、この二人は。 昨日とおんなじ。なにが、ねぇ~。ですか。)


ふーん、じゃ、1%ってとこか、視聴率で言ったら。


じゃぁ、大体の目標として、その20倍の20%でいいんじゃないですか?
視聴率的には。


う~ん。どうかな~。ピアノだしな~。
君の幼馴染みたく、歌でも入ってれば違うんじゃないの?


そういや、CDがミリオンとか、喜んでたかな?昔。
あぁ、アイツはバカですけど、仕事は真面目にはやりますよ。
みんな騙されてんじゃないですか?歌詞に。


へぇぇぇぇ。そう・・・。

なにがしか、ドスが利いている声で言っていた。

(ナルホド!、CDみたいに買いに行かなきゃいけない昔と違って、今はすぐ買えるもんな。しかも、欲しい曲だけ買えるし、試し聞きもできるし。)


そうだね。
じゃぁ、Dark Moonの視聴率に負けないように、
今度のDreamsも視聴率上げなきゃいけないから、
もう少し、ピアノの曲出そうかな~・・・。


敦賀さん、たくさん弾けますもんね。


ん?まぁまぁだよ。
今度、使うものはよく練習はしてるけどね。


ピアノは、気持ちで弾いてる敦賀さんの勝利ですよ。
バカと違って。心が篭ってます。

・・・よ。うふっ。


後ろからこの二人の会話を見ていたら、本当に夫婦みたいだな。と思える。

(キョーコちゃんは、敦賀さん、と呼び続けるけど、俺は聞き漏らしてないぞ。
蓮、お前、最上さん。って今まで一度も言ってないだろ。言いたくないんだな。コイツ。)

・・・あ、そっか!

蓮、昨日ちょー巻き巻きで仕事終ったのって、
キョーコちゃんと聞きたかったのか~。
ごめんごめん、気づかなくて。
もっと早く知ってたら、余裕をもってスケジュール入れてたのに~。


ん?いえ、違いますよ。
昨日は、ただ単にお腹すいただけです。


はぁ?お前、腹減ることあんだ?


ま、ご飯食べに行ったりしましたけどね。
でも、・・・ね・・・。


そう言って、前を向いたまま運転する蓮の右手が、キョーコちゃんの左手を握った。
キョーコちゃんも、ぎゅっと指を絡めて握り返している。


いいんですよ。
聞かせたい人には、生でいくらでも・・・
弾いてあげられますからね。


ねっ。

運転中、よそ見して事故でも起こしたら、この幸せも人生も事故ってしまうので、顔を見合わせる代わりに握った手を引っ張って腕に寄り添わせた。
キョーコも寄り添わらせられた俺の腕に自分で頭をコトンと付けて、ちいさく返事をくれた。


今夜も、・・・いいよね。


(全く、この天然さは~ぁぁぁ、他の男だったら勘違いするでしょ!キョーコ。)

(もぉぉぉ、コイツラ、現場ですんじゃないぞ。絶対にな!)


絶対に勘違いしている社さんが面白くて、キョーコに乗ってみた。
社さんに聞こえるように、少し大きめの声で、キョーコの耳元で囁いた。


君のお願いなら、・・・してあげる。


キョーコが気がついている。笑いをこらえている顔が、クオンを演じた時の様ですぐに分かった。それにウインクで返事をしてみせると、キョーコは、空いている右手を俺の太ももの上に乗せて、こちらに向いた。しかも社さんにわざと見せるように、体を離した。
運転中なので前を向いてないといけないし、運転には右足が重要なので、オイオイ。とツッコミたかったが、黄色でわざと止まった。

握っていたキョーコの左手を離して、そのままキョーコの腕をそっと摩って7分丈のブラウスの袖のボタンを外し、袖から中に手を入れた。
キョーコはキョーコで、俺の太ももを撫でている。

お互い、くすぐったいのと、可笑しいのと混ぜ混ぜで、笑いを堪えるのに必死になっていて、
ぷるぷる震えた。キョーコの顔をみたら噴出しそうだったので、目を逸らす為に反対の手でキョーコを胸に抱き寄せた。横目でちらっと社さんを視界に入れたら、ガン見してる。

キョーコの顔を後ろを向かせたらきっと噴出しちゃうだろうと思って、前にぐいっと向かせて、その耳たぶを、ぱくっと昨日みたいに唇だけで噛んだ。やっぱりキョーコの顔は笑いを堪えている。
そのまま、社さんに聞こえるように大きめに、しかも吐息交じりで囁いた。


今夜・・・どうしたい?


(どうもこうも、ないわ~ぁ~。蓮、やめてくれぇ~ぃぃぃ。)

私は可笑しくて、くすぐったくてブルブルが止まらなぁい、さすが日本中が腰砕け俳優、敦賀蓮、もういいでしょ。そんなに次回予告。みたいに引っ張らないでぇ~。と思っていたが、
突如、こんな時にこんな所で、“ キョーコ、プロでしょ?”となにがしかテレパシーで聞こえたような気がした。
なぬおぉ~!闘志みなぎってきた。負けないもん。私だってまだ、来週まで引っ張れるわ!と意気込んでもみた。

摩られていた左手で、蓮のシャツの袖のボタンを外して、自分も中に手を入れた。腕を摩ると、自分のでも、人のでも、ツボを無意識にいつも押してしまうので、気づかないうちに筋骨逞しい蓮の肘下、腕三里のツボをグイッと押していた。が、太ももの手の方に視線が行くように、ツボ師、蓮の腕を持ち上げて自分の肩にのせ、ツボをマッサージしてあげる。


うふっ。ここ、気持ちいい・・・んでしょ?


試しに前を向いたまま、社さんに聞こえる様に言ってみた。
いいのかどうか分からなかったけど、太ももの手を蓮の足の付け根まで滑らした。

ここ・・・の意味を太ももの方に思わせるために。

(ぎゃっ!キョーコ、痛いイタイ、イタイぃ~!!!)でも、腕はコリコリだった。

どぉどぉ?とキョーコの顔が言っているので、社さんを横目に見ようとしたが、振り向くのと
腕がキョーコの首に巻きつくように持っていかれたので、ついでにそのまま、ちゅっとして額を付けて小声でしゃべった。(蓮、くすぐったいよ~。)(キョーコのも、痛いよ。)
お互い、袖の中に手が入っている。肘を摩られるVSツボを押す。こそばゆさに耐えるVS痛みに耐える。お互いブルブル震えながらボソボソと話していた。
でもそのブルブルが、感じているように、い~い味を出しているのを、バックミラーに写っていてお互い確認し、真後ろのミラー越しの社さんは、ぼけっとテレビを見るように寛いでいる。

背筋もお互い変な角度でプルプルしてきた。
もう待てない、青になる。


それじゃ、また来週~~~。

キョーコがそう言ったので、俺も被せて言ってみた。


次週、小声の秘密。
で、お送りします。

そう声を揃えて言って締めくくってみた。


えっ!
(やっぱりソコ。ボソボソ、何をしゃべっていたのか気になるぞ!ゴソウゾウしてもいいんだな!二人とも!)


どうぞ、来週まで待てないのでしたら、
ご想像にお任せします。


蓮も社さんの考える事はお見通しである。


それはそうと、社さん。
今日のスケジュールお願いします。


蓮はさらっと促した。ハンドルを持って片手では、外されたボタンを閉めている。
キョーコちゃんも、ボタンを閉めている。なんだか脱いだ後みたいだ、脱いでないのに。
ドキドキしながら、二人のボタンを嵌める手つきをマジマジと見ていた。

(そうだ!スケジュールと脱いじゃうで思い出した!)


今日は、立ち稽古と、理想のドラマ撮影だけだな。
比較的、ゆっくりだよ。今日は。
それで・・・
キョーコちゃんはポスターのさ、あのさ・・・


なんか言いにくそうにしているので、又からかってやろうと思い、キョーコの代わりに俺が言った。


あぁ、キョーコさ、夕べのアレ。
あの脱がした後・・・ベッドの上で、そのままさ・・・したやつ。

いいんだよね?


(嘘は言ってないぞ~。さぁ社さん、どんと来い~。)

ちらっと、バックミラーで確認すると、真っ赤になって固まっている。
キョーコも、俺の耳に近づいて、ぼそっと、まず聞こえるか聞こえないかの大きさで、囁いた。


また・・・する?


これは、社さんを、からかい続けますか?と言う意味らしい。そのまま、今度は俺の耳たぶをさっき俺がしたように、ぱくっとくわえて、ちゅっと離れたと思うと、肩に両手を乗せてその上に頭をのせて、俺に言った。


また、蓮が脱がして。


(キョーコも嘘は言ってないぞ。さぁ社さん、どうですか?)

キョーコもそのまま、バックミラーをのぞいて後ろを見ている。


ぷいっと、窓の外を向いてスケジュール帳をぱらぱら捲り出した。でもその手が震えている。


(ちょっとやりすぎたかな?機嫌をそこねてもな・・・。)

俺のせいで忙しく、この6年、彼女が居ない事は知っている。
でも、もしかしたら敦賀蓮があと2週間で死んだら、敦賀蓮のマネージャー社さんは、2週間後すこし休憩できるのかもな。
久遠ヒズリのマネージャーには、社長がしないだろうな・・・。

そんな事を考えてしまったら、急に淋しくなってしまった。
でも、敦賀蓮が死んでも、俺はキョーコと一緒に居れる。キョーコと敦賀蓮と、どっちが好きなのかと言われたら、キョーコを選ぶ。それは当たり前。
・・・なのに、なんで淋しいのだろう・・・。



じゃっ!

蓮、お前が脱がしてやれ!
スケジュール調整しておく。
ってことで、一緒がいいんだろ!お前たちは!


真っ赤な顔で、そっぽを向いたまま勢いよく答えられた。


(あ~、やっぱり損ねましたね。機嫌。)

でも、付けたして置かないといけない事があるので、ま~だ続けちゃう。
キョーコの首を親指で撫でながら、ごめんね。と、わざとキョーコに言ってから、前を向いたまま言う。


キョーコのここ、消えてからでいいですか?
それとも、もっと付けて撮影しますか?と、監督に聞いてもらえますか?
それでしたら、気持ちが二人とも楽になるんですが。
お互い・・・もう、そう思っているので。


はっきり言った。言いたかった事。昨日シーツを被せてみて思った、キョーコは俺のものだと、日本中に分かってしまった方が制作発表の前のポスターを見て、いいんじゃないか。と昨日した決心からの気持ちだった。


それで、OKが出たら、俺にも付けてもらいますよ。
いいですよね?
聞いてください。必ず。



念を押しておいた。驚いた社さんも、照れるキョーコも、真剣な俺も、そのまま無言でスタジオに着いた。


さっき淋しくなったのは、なんだろう。と考えた結果の言葉で返していた。

キョーコに・・・自分が子供を作ってしまったことなのに、堕して。なんて・・・
自分のエゴで敦賀蓮の事だけを考えて言う事なんて、絶対にできない。と言う決心。

敦賀蓮より、キョーコが好きだ。
そう、自分に言い聞かせたかったのも、事実。

でも、実際、久遠ヒズリが付けたキスマークだし、蓮とはまだ何もしていないのも事実。

ドラマが終ってから子供が産めるから、敦賀蓮の子供だと思わせて、終ってから消えればいい。

子供が公表される事があっても、その時にクオン・ヒズリに戻ればハーフの子が産まれても問題ないだろう。それに、キョーコが俺の為に堕ろす事を決め兼ねないとの判断と、その決心をしてくれるキョーコを想像すると、俺から離れてしまう恐怖に淋しくなっていた。

何も無くなる初めからの人生でも、クーやジュリがしてくれたように、必ず自分にも出来るとの思いも手伝って。それに・・・

クーの副産物と俺が呼ばれても、もう誇らしい。

俺は、世界のクー・ヒズリのジュニアであって、世間が認める、愛妻家であって、仕事も恋愛も友達づきあいも完璧にこなす理想の男像。理想の夫像。そして、理想の父親像。

だから・・・ その様に自分も成っていけばいいだけ。


それに社長に社さんが報告する時に、自分の決心を伝えてもらいたかった。




Posted by 美しい海の彼・方より * mimi on 04.2014
敦賀蓮・久遠ヒズリ より
Love Letter from RT and CH

THE mimi's WORLD

美しい海の彼・方より * mimi

Author:美しい海の彼・方より * mimi
_____________________________


mimi's world FROM
far away beyond beautiful sea

THE mimi's world - ONE

mimi's dreams The One story of LOVE DREAMS

First world of Love Dreams * the Deep Sea *
Dream 1- Deep Sea

bless of love dreams with DEEP breath from bottom of mine and yours heart
1- Instrumental of Love Dreams
2- Furious of Love Dreams

A Light of torch under the deep sea

Love Dreams ― EXPLANATIONs about... Chuehone Hizuri From far away beyond beautiful sea



(under constractions...)
- Chapter III - Sweet of Love Dreams
--- to 11

THE mimi's WORLDs

Novels of mimi's world  FROM ™ far away beyond beautiful sea



*・*・*・ HEART ・*・*・*
First world of Love Dreams

* the Deep Sea *

Dream 1- Deep Sea
bless of love dreams with DEEP breath from bottom of mine and yours heart

1- Instrumental of Love Dreams z
2- Furious of Love Dreams

Under the Deep Sea
A Light of Torch
Love Dreams ― EXPLANATIONs about
THE MAP

(under constractions...)
Dream 3- Sweet of Love Dreams
--- to. 11

*・*・*・ DREAM ・*・*・*
Dream 2 * White Night
sleepless in the lime lights

*・*・*・ SYMPATHY ・*・*・*
Dream 3 * Polar Night (@ ameba )
sleep as peacefulness and sweetened for the ONE A me BLO
sleep as peacefulness and sweetened II to 11 fc TWO

*・*・*・ LOVE ・*・*・*
Dream 4 * Black sky
the lights winks so wilder

*・*・*・ MIND ・*・*・*
Dream 5 * Icy Desert
uncompletation by quetude sensitivity

*・*・*・ WISH ・*・*・*
Dream 7 * HOPE and DESIRE
Love Dreams BLOGs! WHIP B.D BElieVE.beLIEve.believe

* mimi's fairytale-TEAR MAGICS *
HAPPY PRESENTs
A New Day
To be my Grace
Myth. BLUE BELL
beyond the M+est in BLUE MARBLE

*・*・*・ JAXTAPOSE ・*・*・*
∞Infinity's Blog * FOREVER
TWO Dear from 2 B to U

*・*・*・ CONSOLE ・*・*・*
the DOOR * mimi's SALOON
from far away beyond beautiful sea


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Dream 6 * The Radiance


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