• 永久に広がる闇の空間に 永遠の幾千の時の中に 存在する1つの命 1つの心の証が 1つの愛に・・・ この名前の中に。
でも 白と黒の様に、相反する人生をその名に拒んだ 運命の破壊と創造を宿命にもち 自らの人生の時を止めて 人形の様に違う人を生きる人生は 闇の中に押し込めた黒の本当の自分と、光の中の幻想と成る偽名の自分
職業病と人は呼べるかもしれない・・・ 違う人に成りすます事は 簡単な事と思っていたけれど・・・ たった1人。
永久に永遠を感じる人にだけ・・・ とても難しいのは 自分の心が痛いからなのかもしれなくても 永久に永遠に自分を感じてくれるから故に まっすぐ透き通って感じるのかもしれないCHUEHONE CHRYTH HIZURI Jr.
    Deny the name of noble of birth. my HEART never changed by the shape of my love for you... If my family name away, if myself away, I can be lived free nevertheless never face love.
    O BE SOME OTHER NAME
  • 久遠ヒズリ / この名前が親のコネだと言われ続け、自分の才能に自信はなく、名前だけが自分を苦しめてきた。その時であった天使の君は、自分の事を絵本から出てきた妖精と言ってくれたね。愛の形に変化が起こっても愛の核心は変わる事無く・・・
願うのは いつも 自分と共に 希望を どこに行っても連れて行かれても
今もこれからも、君に・・・ 
止め処ない愛を 永遠に怠りはしないCHUEHONN HIZURI
    Wishing your ALWAYS, HOPE and ONLY WITH ME... Please take me way with you...
    I never defaulted love to you now and then FOREVER
  • 敦賀 蓮 / もしも自分の芸名が本当だとしたら、もしもこの存在が現実に存在するとしたら・・・ 自分は、少なくとも 愛に向かい合って生きる事はない代わりに、自由に生きているのだろうか・・・
願いは希望の中に、望む 真実の永久の愛 それは、他のものから他に染められる事無く、この愛は不死の不死蝶の様に・・・ 
君に誓い 君に願う 君と自分の運命は永遠だとREN TSURUGA
    Hopefully yours DESIRE and TRUE LOVE ETERNIY... My love never dying from another by other. And My love to you never die...
    I swear and belive to yours and my destinies FOREVER

Instrumental of Love Dreams - 30

Category : Story-I of LDs
今日は、もう遅いので・・・

(えっ! 帰るの?)


・・・考えていたメニューだと、敦賀さんのお腹には重たすぎるかな?と、今思いまして、
サラダとニョッキだけでも、足りますか?

って、ことでおじゃましますね。


キューティハニースマイルだった。



・・・。

返す言葉が見つからなかった。

(でも、沈黙は肯定だよな。)


言葉の代わりに彼女の手を取って、カインとセツカとして過ごした時のように、指を絡めて手を握った。


エレベーターに乗っても、キョーコの気持ちがよく分からないのは事実。久遠だけを愛しているのなら、違う男が告白してきても彼女なら、丁重に断って逃げるように去るだろうと思っていた。


そうこうお互い沈黙していると、最上階に着いた。
部屋の鍵を開けると、いつもは、どうぞ。というまで待っている彼女が、自分から進んで先に入った。


おじゃま、しますね。


キッチンに、彼女が持ってきた袋を置くと、


じゃぁ、敦賀さんは、くつろぐか、シャワーでもどうぞ。

と、言ってにっこり微笑んだ。


じゃ、遠慮なく。


俺も微笑み返して、寝室に鞄を置きに行った。

寝室で、久遠のiPhoneを取り出して眺めた。
キョーコへ返信しようと思っていたけれど、今は、蓮のまま久遠と同じように彼女を愛してもいいのか悩んだ。久遠の言葉で、“愛してる。”と、今、返信してしまったら、今の蓮の気持ちが壊れてしまいそうで、久遠になってしまいそうで怖かった。それに、キョーコの気持ちも久遠に向けたくなかった。

(今日はこのままそっとして欲しい。ごめん、久遠。)

自分に、今は蓮だ。と言い聞かせて白いiPhoneを充電に繋ぎ、ベッドの横の引き出しにしまった。


シャワーを浴びてダイニングに行くと、いい匂いがする。
彼女はキッチンに近い椅子に座り、iPadを出して何か眺めていた。


台本でも見てるの?

後ろから、声を掛けた。


はっ!と彼女がスライドして画面を変えたが、そこにもその前に見ていたと思われる画像が出た。


そうそう、5本指じゃないと画面はスライドされないよ。
写真を捲っただけだね。それじゃ。

教えてあげて、覗き込んだ。


それは、昨日俺たちが撮らされたような、写真だった。


えっ!最上さんコレなに?

あ、あの、今日プロフィールの写真を変えるからって、急に入ったものでして・・・。


(社長の陰謀。)

その言葉が頭をよぎる。


ふ~ん、見せてみせて。

これ、この写真どこで撮ったの?
同じスタジオ?だよね。たぶん。
Tonyでしょ、角度とか、暈しとか、光量のぐあいとかね。
彼のイメージや癖が出てる。

へー、いいんじゃない?


(・・・ん?プロフィール写真って言ってたなかったか?)

プロフィールに使ったら、もっといい役、これからもっと大人の役が来そうだね。


にこっ。と返した。

(本当は、ニヤッって感じだったけど、もっといい役。の意味分かってくれたかな?
俺にとっても、いい役。ベッドシーンとかある、大人のドラマってことなんだけど。)



はい。敦賀さんにそう思っていただけて、嬉しいです。


(分かったのか、分からなかったのか・・・。多分、分かって無い方だよな。)


あ、でも、これは今日Tonyさんに入れて頂いた物で、プロフィールの写真は、この様な、セクシーすぎないものを、社長に選ばせるとかって、おっしゃってました。

スライドして、他の写真も見せてくれた。


うふふっ。自分でも自分じゃないみたいですね~。

Audrey Hepburn
と書かれていたら、パッと見なら間違いそうなほど、綺麗に妖艶に微笑む彼女だった。


蓮は、彼女の成長の早さに驚いた。

そういや、ずいぶん前に社さんが言ってたな。
“ 女の子は早いよ~。ましてやこの業界にいるんだから。すぐに馬の骨がわんさか寄って来るぐらいにな。”  ・・・本当だ。

何時の間に、君はこんなに大人になったんだろう。2年前に初めて事務所に土下座して来た時は、もっと普通の女の子だった。
そこら辺の変わらない、普通の子だと思っていたのに。


あ、そうそう、ちょっとチンしてきますね。
冷めかけてしまったので。


ねぇ、他のも見てもいい?

(キッチンに消えている間に盗み見もできないし、見たい衝動は増すばかりだし。)


いいですよ。
どうぞ、全部の私を、
見てください。


そういい残して、キョーコは、キッチンに消えていった。

キョーコは、一応意味を含めたつもりだった。
それは、久遠との間に愛がある事。
それを見せたら敦賀さんは、どう思うのか?と、思っていたから。


(敦賀さん、久遠が私に付けたキスマーク、どう思うんだろう?)

もう、初めては、誰にもあげられない。私は、彼によって女に成りました。そう、伝えておきたかった。


蓮は、100枚ちかくある、Tonyが、いい。と思った写真のフォルダーを開いていた。
その中で目を弾いたのは、2種類。
昨日、久遠で撮った、キャミソールを肩に掛けた俺の使ったキャミソールを着ているもの。
久遠にキスをねだっているような目を瞑った表情で、落ちた肩紐は、俺が脱がしたように見える。
そして、裸でシルクのシーツを胸まで掛けられて、蓮で撮った時の、キスマークと同じ色のルージュに、ジュエリーを付けた彼女。
ボサボサにあえてされている髪は、俺が彼女を愛した情事の後のようで、それに満足して微笑んでくれているように見える。


(TonyもMs.Woodsも、社長も、やってくれたな。)

そう思ったとき、彼女がキッチンから帰ってきた。

彼女が恥ずかしがるかと思っていたので、素直に率直にいう事にした。
以外にもこのアート作品の様な写真は、彼女の魅力を引き出していて、彼女に新しい光を射してくれそうだと思っていた。


あ、これ、いいね。

俺は、今見てた写真の画面を彼女に見せた。


ジュエリーの方。
こっち、好きだな。


彼女は、真っ赤になったが、すぐ気を取り直していた。


はい。
私もその写真が一番好きで、さっき、パネルにでもしようかな?
な~んて、思っていたところだったんですけど・・・。

そう、いいんじゃない?
この写真、俺にも送って。


えっと、なんだかwi-fiってなんですか?
サワラさんが、言ってましたけど・・・


あぁ、じゃぁね、設定ね。

俺のところのwi-fiのパスワードはね、、、


そう言って気がついた。


ん?最上さん家にwi-fi入れてないんだよね。分からないってことは・・・
PCとか、使わないの?Smart TVとかは?

???


じゃぁね、いつでも家に来て。
wi-fiから、ダウンロードしたかったら。

IPhoneだと、イマイチ、画面が小さすぎるから
はっきり言うと、読み辛いしキーボードも打ちにくいでしょ?


はい、そうなんです。
さっき、メールしたんですけど、、、

(はっ!言ってしまった。 誰に?と聞くかしらね・・・大魔王光臨よね?)


うん、それで?

ニコニコしている。


(うっ。プスチクがぁ~痛いんですけど~!)

あのそれでですね、打ちにくいんですよね。あっ、ローマ字設定に慣れてないので、アルファベットの配列もよく分からないし、今までのテンキーの方が打ちやすいんですけど・・・。


じゃぁ、iPhone出して?
変えてあげるから。


彼女は、鞄に手を入れて出した。

正直、ドキドキしてて、目を覆いたかった。
出したのは、黒。


ん?

えっ、どうかされました?

いや、なんでもない。

絶対、白を選ぶと思っていた。昨日まで一緒に居たんだから。
なんで、黒?聞きたかったけど、そのまま素直に受け入れてもいいかな?その気持ちに、甘えてみたくなった。
彼女が一番好きと言った彼女自身の写真も、蓮で撮った時の方だったから。


あのね。設定ってあるから、まず最初に使う時はこのアプリ一番使うから覚えてね。
で、一般、キーボード、で、テンキーね。
待ち受けとかも、この設定からすると、分かりやすいかな?
あとは、iTunes と、App Storeね。
この二つを押すと、自分好みのアプリが買えるからね。

ん?
最上さん、クレジットカードって持ってる?

いえ、まだその様な物を作れる歳ではないので・・・。


じゃぁね・・・。

後で、コンビニ行こうか。
じゃ、とりあえず、いただきます。

それで―――


蓮はiPadも、iPhoneの使い方も説明しながらご飯を食べ始めた。


ん~~~、
今いっぺんに聞いても分からないので、徐々に教わる事にしても、いいですか?
とりあえず、今日は、テンキーに直していただいたので、それと、通話とメールができればまぁ、ヨシとしてくださぁ~い。すみません。わがまま言って~。

キョーコは、頭がぐるぐるしてきた。


あ、ごめんごめん。
じゃぁ・・・

さっきの写真、俺のメールアドレスに送って?

テスト。
覚えたかどうか?


はい。いいですよ。
それは、覚えましたからね。


んじゃ、iPadの方から・・・
写真、このマークを触って、えっと、メールで送信。ですね。

敦賀さん、アドレスは?


あぁ、知らなかった?
えっとね・・・

・・・はい、打ってあげたから、そのまま送って。


はい。じゃぁ送信。と。


で、じゃぁiPhoneに戻って、
連絡先、アドレス帳の俺の番号の所にメールアドレスも入れといてね。
それはね・・・

こうして、こう。
これで、いいよ。


うふふ。ありがとうございました。


そうこうしているうちに、いつの間にかお皿は綺麗になっていた。


いえいえ、こちらこそ、ごちそう様でした。


あ、いつでも言ってくださいね。ご飯。
じゃぁ、後片付けをしますので、コーヒーでも入れますか?


あ、最上さんは・・・

はい?


いいよ、座ってて。
コーヒーは自分で入れるし、最上さんは・・・

ん?どうかされました?



ん~、コーヒー飲む?

(え~い、聞いちゃえ!)


あ、私は・・・
あの、えっと、
今日は、ホットミルクにします。

そう。じゃぁ、入れてきてあげる。


そう言って、蓮は席を立った。
(やっぱり、カフェイン気にしてるんだ・・・。まだ、自覚症状とかでないもんな、早すぎて。
せめて、あと2,3日、いや一週間したら、胸とか張ってくるだろうし・・・ん~、、、かと言って、久遠のように触ったらだめだよな・・・。やっぱり待つしかないか・・・。)

はぁ・・・


えっ、敦賀さん、お疲れですか?
お疲れですよね。
すみません、私、お片付けしたら帰りますから。


えっ?ごめん、そうじゃないよ。ちょっと、考え事してただけだから。
あっじゃぁ、片付けしたら、一緒にコンビニ行こうか。

うん、それがいい。じゃぁ、サッサと片付けようか?


じゃぁ、そうですね。
何を買うんですか?

iTune カード。って、言ってもよく分からないだろうから、
とりあえず、片付け?
一緒に、しようか?


じゃぁ、お言葉に甘えて・・・


二人でキッチンに行って、蓮はコーヒーを入れる間に、ミルクをチンして小さなフォーマーで泡立てた。キョーコは、蓮の一人前のお皿だったので、すぐ洗い終わっていた。
蓮の手元をみて、へー。っと思っている。

最上さん、お砂糖は?
シナモンかナツメグ入れる?

じゃぁ、お砂糖一杯と、シナモンにします。

ん。OK。

(シナモンはホルモンバランス整えてくれるからね。とりあえず分かるまで、遅れないように摂ってて欲しいんだけどな・・・。)


知ってます?敦賀さん。
シナモンは、精神安定の役割するんですよ。漢方では桂皮って言って、ホルモンバランスを整えてくれるんです。寝不足の時とか、多いじゃないですか。私たち。
だから私、毎日、何かに掛けたりしてますよ。

へ~ぇ、そうなんだ・・・。

(あれ?声に出してないよな。俺。)


蓮は泡立てたミルクにお砂糖を入れて、スプーンでクルクル掻き混ぜ、そのスプーンを自分の口に、ぱくっと入れて味を確かめた。

はい、どうぞ。

キョーコはそれを見て、蓮はカップに口を付けたわけでないのに、なぜかドキッっとした。

あ、どうも。
アリガトウございます。

俯いてカップを受け取った。


ちらっと、キッチンの時計を見ると11時である。コンビニに行くには人が一杯居そうで、キョーコは躊躇っていた。


あの、コンビニ、もう少ししてからにしませんか?
人がたくさん、居そうな気がするんですが・・・。


う~ん、そうだね。

(まだ、11時か。本当だったら今頃撮影終る予定だったな。それに、最上さんも帰るって言うかもしれないしな・・・。)

ん、そうだ!
じゃぁ、本読みする?先に?


そうですね。実は、昨日オファー頂いたので、台本もまだ余り目を通していなくて。
脚本からストーリーをとりあえず、掴もうかと思って読み始めたんですが、写真の撮影でソッチノケになってしまってまして・・・

じゃぁ、まだ役のイメージとか、掴んでないんだ。

はい、すみません。

大丈夫。今からすればいい。


じゃ、iPad俺も取って来る。
緒方監督から、最上さんに変わった用の台本きてたから。
ちょっと、リビングで、座って、待ってて。


キッチンで立ち話しても、キョーコの足が冷えるといけないので、
座って。を強調して言った。

んじゃぁ、お言葉に甘えて・・・座ってます。

ん。よしよし。

キョーコの頭をナデナデして、自分のiPadを取りに行った。


リビングに来ると、キョーコは、ソファに座って脚本を読んでいた。
その横に座ると、タートルネックを着ているも、首筋に昨日付けたキスマークが見えた。

(結構、痕、付けちゃったな。しばらくキョーコも俺も、タートルネックだな・・・。)

どう?ストーリー掴めそう?

んん~、ストーリ自体はシンプルなんですけど、シンプルの方がいろいろ考えて演じないと、気持ちの変化とか、その強弱とか、毎回大変そうですね。

うん、俺もそう思ってたところ。
毎回見る人を引き付けるのには、いろいろ変えていかないといけないかな?と、思ってたんだよね。Dark Moonと違って、主要登場人物が少ないから、話の展開がリズムに乗って変わってくれないんだよな。画面も2人のシーンが多いしね。

敦賀さん、今回また自分でピアノ弾くんですか?

うん、そのつもり。練習してるよ。


じゃぁ、ちょっと役をつかめるかどうかは、分からないんですけど・・・
この、脚本の真ん中ぐらいのシーン、ここが幸せを感じている重要なポイントだと思うんです。
Dreams って、夢が二つで、両方が叶いますように。って事なんですよね。

“あなたの夢が、私の夢を叶えてくれる。”
“ 私の夢は、あなたの夢が叶う事。”

この二人の繋がりが、夢だけじゃないって所を魅せないと、だめかな?って思っているんですけど。どう思いますか?

うん。いい答えだね。

(君は何時の間に、こんなに役に嵌れるようになったんだ。深く掘り下げて、もっと自分の物にしようとする。相手役の俺のこともしっかり考えて・・・本当に成長、早いね。)

じゃぁ、その夢だけじゃないって言うのは、なんだと思ってるの?


そうですね・・・。
今、思っているのは、愛 ですね。

そう、俺もそう思う。
愛が二人の間にあって、夢を共有して、些細な事が幸せで、後ろを向いたら後悔するんじゃないかっていう思いに恐怖を持って、前を向いて進む。進むしかないんだろうな。もう、戻れないし、戻りたくない。戻りたくないのは、今が些細であっても、幸せと、愛を感じているから・・・。

かな?俺が思っている自分の役は。
どうそれで?

はい。私も同じ思いでした。


じゃぁ、ここちょっと演ってみる?
ロール鍵盤持ってくる。


Dreams;中盤  親には許されなかった、駆け落ちの結婚生活。父親と踊ることなく彼の元に飛び込んで始まったその生活で、毎日ピアノを彼女の為に引き続けては、彼女が横で一人で踊る姿を見ていた。
父親から結婚式に渡されて、彼女と踊りたかった。この曲、LisztのLove Dreams n.1 Dream of Love.
それを胸にしまいこんで。自分に出来るのは彼女の夢を叶えて上げること。
そう、それは、“ 世界に私を連れて行ってね。”その言葉。
いつか、君の為に弾き続けたら世界に認められるようになると信じ。そして、彼女と彼女の両親との間に自分が作ってしまった蟠りを、自分で取り除く為にも。


蓮はテーブルにiPadを立てて、その前にロール鍵盤を伸ばした。
♪~ Dream of Loveを弾き始めた。こちらは速い曲調なので、アレンジは余りしていない。


キョーコは、その蓮の美しい姿に見とれてしまった。

(いけない、いけない、役にならないと・・・?)


ん?
いや?
待てよ?

思考の小部屋へ、ようこそ。キョーコさん。



あぁ、見とれていいのか。自分の愛しい人が自分の為にピアノを弾き続けているのよ。

ニコニコと蓮の姿を見ていた。


でもたまに、その日の終わりに弾く時、楽しい事があった日には、気分よく踊ってみたり・・・。

急に立ち上がって、ウロウロし出す。


窓を開けて、星に祈ったり・・・。

カーテンをジャッと開け、外を眺めた。
ホテルで見たような、眼下に広がる夜景を眺めた。


それで、また、愛しい人の顔を見て・・・。

きゅるんとウルウルしてみる。


(ん?なにかスイッチ押した?俺・・・。)


ん?でも、この前半って・・・。

急にホテルの部屋を見た。
ポン!と、手の平を打つ。

(なにやら、また思いついたようだ。ほっておこう。)


そうそう、Romeo&Julietだ。

“ 私は貴方の為に生まれ、この体も心も魂も、さらって逃げて・・・。”
そんな、熱い想いがあって、二人で逃げた。全てを捨てて。

その愛が創るもの・・・ 築いていくもの・・・ う~ん・・・。

腕を組んで、眉間に皺をよせて考え出した。


“ 未来が輝くものに。”
Hope Splendor “輝く人、輝き。”を。


輝く人と、輝く時を、望む。
そうだ、それが私の夢だ。


にへら~、と笑って蓮に近づき、じーっと顔を覗き込む。

(なになになに?)

リアル王子様&お姫様のロイヤルウエディングのダンスを思い浮かべた。


うんうん。あんな感じ。
それに、私の妖精で、王子様に似ている。いつか、この人と、踊る時がくるのか。と、待ちわびて・・・。

それまで、この人と、この人との愛を、この分かち合う夢を、お互い支えに生きて行くんだ。


キョーコは、ピアノベンチではなかったので横に座れず、おもわず無意識に蓮のひざの上に座った。

(えっ、ちょっとー! 一昨日の事、思い出しちゃうから~!!! だめ~~~!)


でも、まだ200円分は終っていない。

蓮の首に腕を回し、抱きついた。
そして一言。


愛しています。


そして、キョーコは、自分から唇を重ねた。

蓮も弾く手を止めて、キョーコを抱き寄せた。


俺も、
愛してる。


されるキスの合間に答えた。

しばらく夢中になってキスを深く深く重ねていた。


(ん?はっ!)

目を突然開いたら、目の前に自分の彼氏ではない人と、キスしていることに気づいた。


(ん・・・でもいっか。私の夫の役の人。そう、この人は私の旦那さま。)

200円切れていたけれど、役には入り込めていた。

敦賀さんのコーヒーの味と、私のミルクの味が混ざって、一昨日飲んだ、魔女の媚薬のような味だと思っていた。
恋に愛に、落ちて落ちて、落ちてしまいそうな、媚薬の味。
久遠と同じ、au the blancの香り。
その香りを胸いっぱいに吸いたくて、自分からちゅっと音を立てて唇を離し、敦賀さんの胸に顔を埋めた。



あの、敦賀さん。

顔をうずめたまま、小声で言った。


ん?なに?

優しい甘い声が返ってきた。


私、初めてなんです。


(ん?それは、嘘。知ってる。俺がもらったものだしね。)

そう、蓮は言いたかった。

(嘘つきには、お仕置きするよ?)と、思っていたら、


初めて、夫婦の役をするんです。

(そういう事か。初めてって。)


夫婦って、どういうものなんでしょうか?


蓮も結婚したこと無いので、分からない。

ん~、そうだな・・・


じゃぁ、

とりあえず・・・




これからまた、一緒に、住む?


カインとセツカの時みたいに。

ね?


(そうだ!それがいい!妊娠してるかどうかも分かるし。)


! それは・・・

キョーコは、我に返って、顔を離した。と同時に役も抜けた。



だめ?

くぅ~ん。。。と鳴く、カイン大型犬が目の前に居る。

(きゃぁ~、やめて~、敦賀さんその顔!)
キュンキュン萌が止まらない。
うっかり、元祖カイン犬に騙されたようだったが、自分も、その方がいいかと思う。


じゃぁ、時々なら・・・

よろしくお願いします。


にこっと微笑んだけれど、すぐにまた唇を重ねられてしまった。


蓮は役には入ってなかったが、キョーコの言葉に考えさせられた。

確かに今までの恋愛ドラマと違い、重かろうが軽かろうが恋から発展して行くドラマは数多くこなしてきた。恋愛ドラマ・キングで、ゴージャスターと巷で言われている事も知っている。
Dark Moon で、初めて本当の恋する形を自分の物に出来た。そう思っていた。
今回は、そんな恋の延長が、愛に発展して、生涯を共にしなければならない。

恋ではなく、愛の演技って・・・?
愛してる。と、久遠の時も言ったけれど、結婚してるわけじゃない。結婚してからの、愛ってなんなんだろう?
今の、愛してる。この気持ちは、ただの恋の延長線上にあるものだけで、本当の全てを分かち合った夫婦というものは、愛を重ねて重ねて、それを自分の人生の中では、どんなものになっていくのだろう?お互いに・・・?

上辺だけの今までの演技じゃ、だめだな。
緒方監督に見抜かれてしまう。う~ん・・・

キスシーンなんか、何度もあるだろう。夫婦なんだから。
そのシーンは、普通になんでもないように、こなさないと夫婦らしくもないしな。
今までは、こういうシーンで、ドキドキする気持ちとか恋を表現できたけど・・・今回は、全く違う。

キスなんか、ベッドシーンなんか、夫婦には日常茶飯事で、ドキドキさせるものじゃないしな。
たぶん。抱きたいと思ったら、いつでもどうぞ。私はあなたに全てを許して、あなたの奥さんに成りました。私の生涯も、貴方の生涯の、一部です。

そういうことだよな。

たぶん。


キスをしながら、考えていた。



でも、このドラマは・・・彼女の受動の人生と共に、彼女の夢が自分の夢・・・。


・・・。

“ 私の生涯も、貴方の生涯の一部です。”

今、思った言葉に、乗せた。

“ 俺の生涯も、君の生涯の一部だ。” そこに共有するのは、Matrix 魂?・・・


そうだ、一昨日思ったじゃないか!
それに、Romeo&Juliet あれも偶然ではなく必然だったのかもな。自分の生き方に。
叶わない恋の果てに、死を選ぶ。それは、魂の繋がりを信じ、また新しい世で生まれ変わり名前だけじゃなく全ての二人の間に柵の無い、次の世、次の世界を信じて命を絶つ。
悲しい話じゃなく、二人の魂は生き続けて。と、言うエピソードで、その後世を想像させる物語。読み手に話を想像させる。さっすが、シェイクスピア。
このドラマは、Romeo&Julietの駆け落ちが成功して、人生を謳歌しつつ、魂の繋がりで生涯を共有する。と言う物語に、俺は想像できる。
はっ!とした。自分が無意識になぜキョーコに言ったのか。


I will be with you now and then 君と共に今もこれからも。

I never leave you will be alone now and then もう二度と離さない、今もこれからも。

I feel my heart with love now and then 心に感じる愛を、今もこれからも。

My love never defaulted to you  とめどなく溢れる君への愛を怠らないから。


This is what I was looking for …I found it here now 探していたものを、ここで今見つけた。
It is just what I wanted to feel ずっと、それを感じたかった。
It is just what I dreamed ずっと、それを夢見てた。
It is just what I made awake それは自分を目覚めさせた。
It is just what I could be swear for そして、それに誓えると・・・。


(I feel filled it up in my heart as …loves ?) あの時、自分の心に溢れる感情は、愛なのか?と自分に言い聞かせた。ちょっと、違う。・・・It はキョーコそのものだ。
感情が高ぶりすぎて見せられた君からの幻想に入ってしまったのか?
でもそれでいいのか。
夫婦なんだから。きっとそうだ。
落ちてしまう。落ちてしまった。さてこの後どうする。だな。


蓮は体も大きいが、思考の小部屋も大部屋だった。

キスし続けてた唇を離した。


あのぉ~・・・敦賀さん?

ん?あぁごめん。
でもなんか掴めた気がする。

何をですか?


夫婦の愛。かな?


そのまま、続けた。

今思った役柄だけどね、ドラマの前半。
それは、最上さんはロミオとジュリエットの物語知ってる?

(知ってるよな、古語英語全文のセリフが言えるんだから。ま、聞いておくか。)


はい。知ってますけど・・・。

(えっ、ジュリエット!? 見てたの?偶然よね?)

キョーコが動揺してても、蓮は続けた。


うん、あれ。あの死を選ぶまでに愛し愛された感じ。
あの二人は、魂のめぐり合わせで生まれ巡り合った。幾千代の時を越えて。
シェイクスピアはそう書いている。二人は、許されない恋が成就するのに、なぜ死を選んだか?
それは、次の世でも巡り合えると信じ、次の生で柵の無い幸せを選んで自害した。
愛するが故の果て。死ぬ事で一緒になれるのなら喜んで死にましょう。って言葉もあるよね。

駆け落ちするまではそれでいいかな?と、思うけど。柵があるのは同じでしょ?
それで、君も久遠とLove never defaultedで 愛の演技の経験はあるから、そんな感じでね。
キスしたり、ドキドキしたり?今までどおりね。

で、中盤。いま、最上さんの質問があったところ。
話の中で重要なところ。ここは、ロミオとジュリエットの死をえらばない、駆け落ちが成功したと思って。死を選ぶ必要もあったのに、生きながらえられたとは、魂の繋がりを輪廻に信じていたけれど、それが必要じゃなくなったんだ。


???

なんでかっていうと、二人で生きていく、この人生を続けられる状況を自分達で打ち破って創ったから。何も無い道のりをお互い照らされて歩き出した。
その中には、幸せがあった。
愛の続きは、幸せをもたらしてくれる。それを共有するのが夫婦。ってことかな?
と、思うんだけど。
ただの愛や恋じゃないからね。今度は幸せ。
ささいな幸せを重ねる中に、このドラマの普通の夫婦と違うところは、夢を共にする。ってことだよね。そこが重要。


(な~る。)

キョーコは、大先輩に感心した。


後半は、イメージがまだ曖昧だけど、創りながら流されてもいいかな?って思ってる。
君からのアクションとかもあるしね。

(もう、このドラマ。由美子ちゃんじゃ、お蔵入りだったよな・・・。)


君が相手役に選ばれて、本当によかった。
出来そうな気がする。
って、実は今、掴めたんだけどね。
今まで、あんまり考えられなくて困ってたとこだったし?

あぁ、でも一つ言うよ。
相手役への注文。


コホン。と咳払いをして続けた。


前半は今までどうりの君で居て。
そのまま、恋に落ちる演技したことね。ドキドキするようなヤツね。
キスシーンも、ベッドシーンも。

で、中盤からは・・・
夫婦って、愛がなくてもそういうことが日常茶飯事でしょ?

例えば、おはようのキス。 キョーコにちゅっと、キスした。

行ってらっしゃいのキス。 またちゅっ。

お帰りのキス。 ちゅっちゅっ。

お休みのキス。 ちゅーっ。ちょっと長めに。

で、その後も普通に抱かれてもかまわないでしょ?
だって、夫婦なんだから。

そう言って、深くキスをした。


俺がその時、抱きたいって思ったら、アドリブも入れるからね。有無は言わさない。
それに慣れてね。

そういうこと。夫婦の営みの中には、愛はもちろんあるけど、愛の表現はそこに俺は重点をこの中盤に入ったら置かないから。


トントン。と鍵盤を敲いた。

ピアノ。
君への曲を、愛の表現にする。


だから、俺の弾く曲から、
俺の愛を受け取って。



踊ってみたり、笑ってみたり、幸せだな。って、感じたら、愛かな?って思ってほしい。
いい?それで?

だから、なんでもなくキスもベッドシーンもこなしてね。
よろしく。

あ、でも愛されたかったら、いくらでもそっちでも愛してあげるからね。遠慮なく。


にっこり笑顔で平然と言った。

(ひえぇ~!!! 緒方監督もサワラさんもベッドシーンまでとは言ってなかったのに。それに恥じらいもなくってことですかぁ~!!!)


もう、できるでしょ?
そのぐらい。


そっと蓮は、キョーコのお腹に手を当てた。



まだ、分からないんでしょ?


でも、君が愛を感じたのなら、
それでいいんじゃない・・・

かな?

そこから、夫婦になっても変わらないよ。

君への愛は。




って、伝えて。だって。
久遠から。

付けたした。うっかり役に飲み込まれそうだった。


だから、なんでも相談してね。
これから夫婦。だし?


じゃ、今夜はお泊り決定ね。

ニコニコ爆弾発言をさりげなく言う先輩は、スキャンダルとか気にしないのだろうか?
もし妊娠してたら、敦賀さんの子として取り上げられるではないか。

そんな事を思っていても、話は続く。


あ、コンビニ行く?
もう、そろそろ時間、大丈夫かな。
はい。


と、言って蓮は手を差し出し、キョーコの手を握った。

じゃぁね、歯ブラシとかも必要だね。
明日の朝、送っていくから、着替えもその時でいい?

パジャマは、俺の着る?


いえ。出来ません。
とは、言わないよね。

プロでしょ?キョーコ。


凄んだ。蓮もキョーコが“プロフェッショナル”の言葉に弱い事はお見通しである。


(ん?今、キョーコって呼び捨てた?)

うっかり、久遠の癖でキョーコと呼んでしまっていた。


ま、夫婦だからこれから、最上さん、敦賀さん、じゃなくて、


キョーコ。って呼ぶからね。
だから、蓮。って呼んで?

出来ないとは・・・


また、凄む。


言いません言いません、だって、私もプロですから。

ドムっ!と胸を叩いた。

・・・(しまった。承諾してしまった。)



(よかった。久遠って呼べるのにどうして蓮と呼べないんだ。と、うっかり怒り狂うところだった。 ふ~。それに・・・だって、iPhoneの黒を選んでくれたしね~~~。)

蓮は、ささいな幸せからここまで話が進んで、ちょーハッピーだった。

(アドリブ楽しみだな~。)

恋愛ドラマ・キングの考えは、大人の夫婦ではなく、20代のやりたい、やりた~い。のままだった。


(ん?アドリブ・・・)

そうそう、もう一つ言っておくけど、
話題の久遠の映画に負けないし、Dark Moonの視聴率も抜くぐらいの意気込みで今いるからね。

覚悟して。

それに、君が俺をアドリブに引き込ませられるかどうか?


たくさん、愛して。
欲しい。

俺を。

ドラマだけじゃなく、このいつもの空間でも。


キョーコ。
君じゃなかったら、ここまでの意気込みを感じなかった。
だから、普段から、慣れてね。

俺を愛する事に。


一度深呼吸をして続けた。


キョーコ、愛してる。

俺は自信をもって、言えるよ。
役だけじゃないから。この気持ちは。



はい、どうぞ。
俺にも言ってくれる?


キョーコは、“輝く人、輝きを。”そして、“ プロフェッショナル” この二つをくっ付けた。

“ 輝く人=プロフェッショナル は、輝きを増す。”

そんな風になれたらな・・・。
そう思っていると、もう一つ浮かんできた。

“ クイーンの様に・・・大人の京子が見れるかな?”

それに誓った。大人になりたくて、久遠に初めてを捧げたこと。
それは、蓮の為だったのか?最初は。 この二人に恋に落ちてしまった、自分に戸惑った。
二人から告白されて、二人とも望んでくれて、二人からの愛をどうしたらいいのか・・・。

でも今は、役に入れれば、アイツを追い抜けるかもしれない。だって、“輝く人=プロフェッショナル” それに、敦賀さんも気合がはんぱないし・・・。

それよりも、蓮への気持ちは、久遠と同じぐらいに膨らんでゆく。
だから、そのままの敦賀さんへの想いで、ドラマにでてもいいかな?そう決めた。



わたしも。


です。



はぁ~ぁ・・・

(えっ、ダメ息?なんで? 結構頑張って言ったのに?)


却下。
そうじゃない、夫婦だからね。
です。もいらない。
はい、どうぞ。

先輩を呼び捨てになんて出来ません!そう言おうと思ったけど、止めた。
出来ません。って仕事に言うんだ。へー、、、プロ失格だね。
絶対こう返してくるに違いない。 気合をまた、入れなおした。



蓮、

貴方を、愛してる。


蓮はドキッとさせられた。でも、キョーコの言葉は続いた。


だから、
私を、愛して。

いつも。


蓮を、心から愛しています。

これからも、
ずっと。



言って。と言われた言葉以上にアドリブで返した。

(どうどうどう?敦賀さん?)



蓮は真っ赤になって抱きしめた。

うん。合格。

キョーコ、愛してるよ。


蓮からのキスは止まらなかった。

(久遠、ごめんな。明日キョーコに返信したら、キョーコはどうなんだろう?)

そう思いついた。よし、久遠の時は蓮に意地悪したけど、今度は久遠に意地悪しよう。それに、彼女の本音がきけるかも。久遠のメールから。そう、期待も含めて。
それにしても、二人とも俺なのに、俺、自分に妬いておかしいよな。


コンビニに行くのに、夜中だと言うのに帽子にサングラス。これじゃイカニモ。隠してますよ。

あはは。そこまでしなくても大丈夫じゃない?
結構ね、普通にしてるとばれないよ。


えっ、敦賀さんよくコンビニ行くんですか?


違う。蓮、レ・ン。
それに、ですか?もだめ。

夫婦でしょ?


ん~、じゃ
もう言いませんから、先にこのクールが終るまでを謝らせてください。

すみません。これから失礼いたします。


キョーコは、目を瞑って深呼吸した。
(よし!)


ふ~ん、じゃ、蓮は変装しないんだ。いつも。

ばれない?
ばれた時、どうしてる?

ずっと前に私、蓮の代マネしたでしょ?
あの時って、貴方を襲う?ファン一杯いたの知ってるし。


キョーコは、はにかみながらも嫉妬する風をみせた。


だって、貴方を触っていいのは、私だけでしょ?


貴方は、私だけのものだから。
ねぇ。
結婚してから蓮は、私だけの人になったんでしょ?

キョーコは抱きついて、顔を下から覗き込み、首をかしげた。


ふぅぅぅ~・・・

長い長いため息が漏れた。


(落ち着け、落ち着け、俺。 動揺したらだめだ。普通の夫婦だったらこうだよな。)

片手で顔を隠して、目を背けていた。


(ん?だめだった?)

そう思っていた矢先、頭をぐいっと胸に寄せられて、頭にちゅっとされた。

蓮は真っ赤になっているであろう自分の顔を見られたくなかったので、抱き寄せていた。


キョーコ。大好き。
誰にも、もう触らせないから、ごめんね。

あまりに嬉しくて、昨日の午前中の続きみたいだな。なんて思ってたりして、ちゅっちゅっしてしまった。


れ・ん。
もう寝る時間なくなっちゃうから、早く行こ?


は~い。

大先輩と思えないほど、でろでろになっている。

二人で手を繋いでエレベーターに乗ると、ずっとキョーコをニコニコしながら、蓮は見ていた。

(本当に、新婚さんみたいだな~。 昨日は新婚旅行みたいだったしな~。きっと、幸せってこういう事なんだ。)


待てよ・・・


え、何か言った?


う~ん、何か分かったんだけど、分かりそうで・・・。

(なるほど! 新婚さんと、長年の夫婦っていうのもまた違うのか。でもうちのクーとジュリはいつまでも、重苦しいほど新婚さんみたいだけど・・・?でも、この気持ちは、愛を彼女に捧げる、それに、自分がもっと愛されたいこの人から。と、思うのも含まれているな。
この気持ちは、どうゆう風に変わっていくんだろう? ピアノで表現する。と、言ったからには、ちょっと、少しずつピアノの曲調を変えていったら、どうかなぁ・・・。)


キンコーン


(しまった。幸せを満喫する間もなく、着いてしまった。)


蓮。

キョーコは呼んで、腕に腕を絡め、寄り添った。

エントランスにくると、雨が降っていた。


ね、変装しなくても行けるでしょ?
ちょっと、コンシェルジュに寄って傘借りようか。

うん。傘は1本だよね?

と、言って腕を引っ張って行こうとした。


ちょっと、待って!最上さん。

(えっ? も・が・み・さ・ん?)

我に返った。はっとして腕から離れた。


どうしました?敦賀さん。

う~ん。このまま居たいのはヤマヤマなんだけど・・・自分で言っておいてなんだけど・・・
やっぱり、人前ではだめだよな。お互い。

はい。私もどこまでいいのか困っていたんです。実は。


・・・じゃぁさ、カットの合図、決めといたほうがいいと思うんだよね。で、俺が“最上さん”
君は、“敦賀さん”に戻したら、戻るってことで。で、役に入ったら、“キョーコ”と“蓮”にしたら、どうかな?


あ。いいですよ。
そうしましょう。

じゃ、外に行く時は、“敦賀さん”ね。
それと、傘は2本にするからね。

はい。
敦賀さん。ふふ。


RRRR――――

あっごめん。ちょっと。

蓮は携帯を見た。着信者は、“社長”だった。

もしもし、お疲れ様です。社長。

(社長さん? じゃ、ちょっと離れてよ。あっ、それとも・・・)
蓮の服をちょいちょいと引っ張って小声で言った。

すみません、敦賀さん、お話中。
私、先にコンビニ行ってましょうか?

うん、じゃ先行ってて。すぐ行く。


蓮は蓮で、久遠のことだとマズイと思ったので、離れててくれると助かっていた。


すみません社長。
えっ!

(なんか、驚いてる。どうしたんだろう?)

そう思っても、聞き耳たてるのも嫌だったので、一人でコンビニに向かった。







Posted by 美しい海の彼・方より * mimi on 05.2013
敦賀蓮・久遠ヒズリ より
Love Letter from RT and CH

THE mimi's WORLD

美しい海の彼・方より * mimi

Author:美しい海の彼・方より * mimi
_____________________________


mimi's world FROM
far away beyond beautiful sea

THE mimi's world - ONE

mimi's dreams The One story of LOVE DREAMS

First world of Love Dreams * the Deep Sea *
Dream 1- Deep Sea

bless of love dreams with DEEP breath from bottom of mine and yours heart
1- Instrumental of Love Dreams
2- Furious of Love Dreams

A Light of torch under the deep sea

Love Dreams ― EXPLANATIONs about... Chuehone Hizuri From far away beyond beautiful sea



(under constractions...)
- Chapter III - Sweet of Love Dreams
--- to 11

THE mimi's WORLDs

Novels of mimi's world  FROM ™ far away beyond beautiful sea



*・*・*・ HEART ・*・*・*
First world of Love Dreams

* the Deep Sea *

Dream 1- Deep Sea
bless of love dreams with DEEP breath from bottom of mine and yours heart

1- Instrumental of Love Dreams z
2- Furious of Love Dreams

Under the Deep Sea
A Light of Torch
Love Dreams ― EXPLANATIONs about
THE MAP

(under constractions...)
Dream 3- Sweet of Love Dreams
--- to. 11

*・*・*・ DREAM ・*・*・*
Dream 2 * White Night
sleepless in the lime lights

*・*・*・ SYMPATHY ・*・*・*
Dream 3 * Polar Night (@ ameba )
sleep as peacefulness and sweetened for the ONE A me BLO
sleep as peacefulness and sweetened II to 11 fc TWO

*・*・*・ LOVE ・*・*・*
Dream 4 * Black sky
the lights winks so wilder

*・*・*・ MIND ・*・*・*
Dream 5 * Icy Desert
uncompletation by quetude sensitivity

*・*・*・ WISH ・*・*・*
Dream 7 * HOPE and DESIRE
Love Dreams BLOGs! WHIP B.D BElieVE.beLIEve.believe

* mimi's fairytale-TEAR MAGICS *
HAPPY PRESENTs
A New Day
To be my Grace
Myth. BLUE BELL
beyond the M+est in BLUE MARBLE

*・*・*・ JAXTAPOSE ・*・*・*
∞Infinity's Blog * FOREVER
TWO Dear from 2 B to U

*・*・*・ CONSOLE ・*・*・*
the DOOR * mimi's SALOON
from far away beyond beautiful sea


... still in under constractions


*・*・*・ ? ・*・*・*
Dream 6 * The Radiance


THE mimi's WORDs

the DOOR * mimi's SALOON - blog & tweet & message Infinity's Blog * FOREVER - Ren & Chuehonn's Jaxtaposed Blogs Love Letter from CH & RT / 敦賀蓮・久遠ヒズリ より

Under the permit

All Desins & Creations by ™ From far away beyond beautiful sea.© ILD.fbs.A&C under h-llc(USA).All Rights Reserved.

Permit Belong 美海*mimi
All Desins & Creations by ™ From far away beyond beautiful sea.© ILD.fbs.A&C under h-llc(USA).All Rights Reserved.
Story by © 美しい海の彼・方よりmimi's world All Rights Reserved.
kinshibanner_Dark Gray