• 永久に広がる闇の空間に 永遠の幾千の時の中に 存在する1つの命 1つの心の証が 1つの愛に・・・ この名前の中に。
でも 白と黒の様に、相反する人生をその名に拒んだ 運命の破壊と創造を宿命にもち 自らの人生の時を止めて 人形の様に違う人を生きる人生は 闇の中に押し込めた黒の本当の自分と、光の中の幻想と成る偽名の自分
職業病と人は呼べるかもしれない・・・ 違う人に成りすます事は 簡単な事と思っていたけれど・・・ たった1人。
永久に永遠を感じる人にだけ・・・ とても難しいのは 自分の心が痛いからなのかもしれなくても 永久に永遠に自分を感じてくれるから故に まっすぐ透き通って感じるのかもしれないCHUEHONE CHRYTH HIZURI Jr.
    Deny the name of noble of birth. my HEART never changed by the shape of my love for you... If my family name away, if myself away, I can be lived free nevertheless never face love.
    O BE SOME OTHER NAME
  • 久遠ヒズリ / この名前が親のコネだと言われ続け、自分の才能に自信はなく、名前だけが自分を苦しめてきた。その時であった天使の君は、自分の事を絵本から出てきた妖精と言ってくれたね。愛の形に変化が起こっても愛の核心は変わる事無く・・・
願うのは いつも 自分と共に 希望を どこに行っても連れて行かれても
今もこれからも、君に・・・ 
止め処ない愛を 永遠に怠りはしないCHUEHONN HIZURI
    Wishing your ALWAYS, HOPE and ONLY WITH ME... Please take me way with you...
    I never defaulted love to you now and then FOREVER
  • 敦賀 蓮 / もしも自分の芸名が本当だとしたら、もしもこの存在が現実に存在するとしたら・・・ 自分は、少なくとも 愛に向かい合って生きる事はない代わりに、自由に生きているのだろうか・・・
願いは希望の中に、望む 真実の永久の愛 それは、他のものから他に染められる事無く、この愛は不死の不死蝶の様に・・・ 
君に誓い 君に願う 君と自分の運命は永遠だとREN TSURUGA
    Hopefully yours DESIRE and TRUE LOVE ETERNIY... My love never dying from another by other. And My love to you never die...
    I swear and belive to yours and my destinies FOREVER

Instrumental of Love Dreams n.266

Category : Story-I of LDs
しばらく、たわいも無い話をしていたら、敦賀君のマネージャーが席を立ってトイレに行くと言う。


ん?


トイレと逆方向に気付いたマネージャー。


お~い。蓮。


さすが、年下。
よく、話し中に声を掛けられるよな。もう少しみんな大人になったら、分かるか・・・
もっとイロイロ経験しろよ。若僧どもが。と思いながら一緒にそっちに行った。

(なんだ、意外~。)

もっと真面目なキョーコちゃんの奪い合いだと思っていたら、バラとかクイーンレコードの話し。
確かに、未発表の曲を話す者同士、人に聞かれたくない話だとは、思ったけれど・・・


不破のガキと敦賀君の傍に行ったら、その後ろ・・・


____________ ガチャ・・・


開いたドアから現れた。そちらの方に目が行った。




あぁ、すみません。
おまた・・せ・・して・・・


社さんが貴島と来るのを不破と見ていた。反対の横からドアの開く音が聞こえたので、そちらを振り返りながら言っていた。



・・・目と心を奪われた同士。
心に刺さった抜けない・・・綺麗なものには棘がある。その光棘。

一目ぼれ。

といった類の物だろうか。それぞれここにいる3人は少なくとも 自由変化のモノノケ妖怪キョーコの変貌に、その一目ぼれ経験がある。


キョーコ?じゃない・・・京子になって出てきた。


“ 素を愛し、完璧を愛でろ。”

(クーの教えの通り、家に帰ったら、愛してあげるからね・・・)

そう思って、今は綺麗に変貌してくれた若奥様、敦賀京子さんを愛でようと思う。



あぁ、すみません
お待たせ・・しま・・し・て・・

ありゃ?
皆さん、どうもお揃いで・・・
お疲れ様でした。

敦賀さんも、お待たせしました。



はぁ?
キョーコ。呼び方それでいいのか?
コイツ・・・
お前の彼氏じゃねぇのか?


彼氏?
って言っていいの?
だって、もう敦賀君とは・・・
結婚するんでしょ?
無くしちゃったみたいだけど・・・


はぁ?
えっ、まぁ、そろそろ・・・

敦賀京子には・・・

成る予定ですけど・・・でもそれは・・・


そんな事を この二人から言われるとは思っていなかったみたいで、貴島とも不破とも仲良さげな俺達3人に驚いた顔のキョーコだったが、どうもまた 何かのスイッチが入ったらしい。
俺の顔を見ているその瞳が、ぼんやりと視点が合って無いような物の見方になっている。直ぐに何かに気が付いて、にやっと笑ったかと思うと、くすっ。クスクス・・・うふふふ・・・と笑い出した。


んふっ。
ん~ いつ かな?
ねぇ、蓮 いつだろ。それ。


ん?敦賀京子だよね。
ん~、それは・・・
言ってもいいのかなぁ?


まだ・・・
ダメじゃない。
うふふ・・・


そうだね、もう少し・・・
ちょっと先にね。
一応、発表するつもりだけどね。


うふふっ。

ねぇ~っ。


顔を見合わせて微笑みあった。反対に傾げて ちゅっとしよっかな?と牽制の意味を込めてとも思ったけれど、テレビ局の廊下という事もあり自粛・・・。


はいはい、
仲がいいのは分かったけどさ。
敦賀君、そのストールって・・・


貴島が指差していたのは、襟元に結んだ黒いストール。さっき京子に番組で付けたもの。


えっ。これ?
俺のだけど?
なにか・・・?


お前、キョーコに首輪付けて
繋いでおいたんだもんな。
俺が飼い主だぞ。ってよ。


おい、不破。今・・・
お前、って言わなかった?
先輩だろ。


いや、いい・・・
それでいい事にしたから。
それに、不破の方が・・・
ある意味、先輩だから。

おっ、貴島君。君も不破の後輩になるよ。
ある意味でね。


腕を前で組んで話していた。上から視線を見下ろして貴島に冷たい視線を送り、心で3,2,1と数えた後、にこっと極上の笑みを向けた。


不破から挑戦状を叩きつけられたのは俺で、不破を潰すのは俺だと思っているので、貴島に余計な事をさせたくなかった。

それに、前後を考えずに行動する貴島。
余計な事をして世間から 貴島が排除されるような事に遭ってからでは、元も子も無い。


そう・・・

Forbidden Game _______ Finding Beauty・・・


勝手に自分で名づけたキョーコ争奪戦のチェス。

人生の成功者、社長の言った言葉で思いついた。


“ 俺の事務所のタレントは全員、俺のところに所属している限り、俺の駒でな。チェスで言ったら、俺が王様。”


キョーコの部屋の窓辺に置いたクリスタルの人形達は、いつの間にか、誰にそう言われたでもなく、
彼女 本人が決めた How I wonder what you are…

誰がどの象徴なのかという、彼女の持つ感性の世界で決めたこと。


蓮は、王様・・・



“ 王様を守る駒なんだよ。お前らはな。”


チェスで言ったら俺が王様なんだよ。

俺の指示通りに動く駒で、・・・  俺の戦いに行く為にな。・・・


俺の人生の為に必要な駒。
貴島も不破も皆、俺と同じ深い場所に落ちればいい。そして俺の駒と成って、俺の為に戦いに行け。

俺が世間に騒がれるのにも、俺が世間から憧れられるのにも、俺が世間から認められるのにも・・・

俺の為にもっとお前らも、世間に騒がれ、憧れられ、認められろよ。

フッ・・・
そうすれば、その上の王様の俺が、もっと引き立つじゃないか・・・


俺の人生の為の・・・禁じられたゲーム Forbidden game



“ 夢や愛、見えないものを人に見せて、聞かせて、与えて、全ての人、一人一人に充満させろ。”


不破も貴島もお前らも持っている、夢への欲望。

この芸能界に入ってきたお前らだからこそ、世間の人より勝る、夢への欲望の塊。

どんなに自分を輝かせようとする、血の滲む努力と苦しみ耐える精神の許容の容積の大きさも、同じ世界に生きる俺だから分かっている。

見えない夢を現実に、この世に生み出すお前らの その力量も、俺は知っている。

そんな秀でた才能を持って生まれたお前らは・・・

俺にとって、優秀な駒の一つなんだよ。



夢・・、見えないものを人に見せて、聞かせて、与えて、全ての人、一人一人に充満させろ


幻想の中に存在する偶像となり 見えない幻想を擾乱の中に、魅せて、聴かせて、充える、象徴になる。

“ 一人では夢は追いかけて叶える事はできる” ・・・それには、

“ 夢は空想の中にいつもあるからこそ、叶えようと戦いに挑んでいく・・・勇気が必要なだけだ。”


その勇気をもうすでに持ち合わせていて、今まで世間に夢を見せてきた優秀なヤツラ。


俺の指示通り動くように・・・ 
俺の為に傷つき戦うように・・・

・・・王様の俺が利用してやるよ。



煌びやかな幻想の世界の中で生きる俺達には、この世界の幻想が現実の生活として生きている。

この世界に足を踏みいれた時から、幻想が現実のものとなった。

この世界のトップに君臨するお前らだって、足を突っ込んだ初めの一歩があっただろうに。

その頃の夢は幻想への憧れだった・・・


人の夢とは・・・儚いと書く

儚く粉々に砕かれた夢は、幻想が現実に起こり垣間見たから、もう夢では無いはずだ。

夢とは、見えない望みへの憧れを追いかけ続ける事で、見えてしまった現実には空しさを感じ、つまらない物だと思い、嘆く。

空しさに嘆く・・・からっぽの世界だったと、ひどく残念に思う

想像していた世界と違う、暗く陰険で虎口の先の見えない閉ざされた場所へ、独りで戦いに行く。
煌びやかな幻想の自分の顔を創る為に、闇を孤独と戦いながら突き進む現実の自分。
現実を受け止めてもなお、上に昇る人並みならない意欲をもって、雲の上の星を目指すお前らを・・・

認めているから・・・


俺は、俺の為に、お前らを・・・利用したい。


世間に未来を、もっと見せてやれ。

俺はお前らよりも、もっと自分を輝かせようとし、もっと血の滲む努力をし、苦しみ耐える精神の許容の容積の大きさも もっと広く持ってやる。

暗く陰険で虎口の先の見えない閉ざされた場所へ、闇を孤独と戦いながら突き進める自信がある。

お前らよりも、もっと深い闇から這い上がって来た俺だから

独りで戦いに行く・・・勇気・・・は誰にも負けない。

お前らが、世間に未来をもっと見せれば見せるほど、お前らの上にランクされたこの俺が、もっともっと輝きを増して価値の高い存在になるだろ・・・

世間に俺が、Desireの意味である見えてくる望の夢と未来を見せてやる。


社長の言った最後の言葉は、その未来の自分 I will be ….


“ それに付いてくるのは・・・お前の、勝利だ。”


I will be made to be successful


・・・俺の勝利が待っている。



俺の人生を左右する・・・自分で仕掛けたMy Deed・・・

Forbidden Game ___ Finding Beauty

俺からの抑圧と制圧のゲーム ______ 己の麗しさを自ら追及せよ _____________________





へぇ・・・蓮
どうして、ショータローが?
何が先輩なの?


それはね・・・
キョーコのココにある


キョーコに向かって微笑んで、自分の胸を拳でトントンと叩いた。


大事な物は、
ここにあればいい・・・




______________________ Forbidden Game ______ Finding Beauty ・・・


―・・愛、見えないものを人に見せて、聞かせて、与えて、全ての人、一人一人に充満させろ



人の心に生殖し寄生し増殖させて、精神を蝕み狂わせる・・・壊れ行くまで落ち続ける。

愛は、一人では出来ない事・・・それは、

必ず誰かと共有する。必ず誰かを喜ばし、傷付けたりもする。

愛は現実で起きる、人それぞれの感情と感情のぶつかり合いから起きる葛藤の先には・・・

誰かと作る未来が待っている。




キョーコ、君も、同じ・・・


“ 深い場所から、君も始めなさい。” 


君も、壊れゆく感情をもう抱いている・・・壊れゆく感情をもって、男を愛した。

白い世界があると、白い色は愛だと、思うなら

まだ幻想の世界に居て姿を垣間見ていない、本当の俺たち男を、白い世界に導くと思うなら

その自分が壊れ行く恐怖をもって、愛して・・・

自分が壊れる感情。 ・・・・・愛。

人を愛すると言う事は、自分が壊れてまで、蝕み続ける感情



初めて蓮として君に告白した時に、君は・・・

涙を一つ

落とした痕をそのバラ色の頬に残したまま、そして笑顔で背中を追い、微笑んでくれた。



恋の色、淡いピンク色の涙の魔法

ピンクの一つの涙。 プリンセスローザに込めた魔法は、君の胸に輝いて・・・




そして・・・




・・・フッ

自分で選んだよ。キョーコ・・・

首輪にして、俺が飼い主だと、世間の皆にもドラマの中で見せてやったじゃないか。

ペンダントヘッドにする意味。

“ 魔よけ ”

邪悪な物から身を守る・・・




飼い主以外の者を、寄せ付けない様にとは・・・?

君は知っていることなのだろうか?


今、君の胸に付けた・・・俺の恋の一つの涙・・・

そして、俺の誕生日石 Red Tiger’s eye


“ 運命の破壊と創造 ”


その意味が、分かっているのか?


現実を生きろ。

幻想に囚われて夢を見ているだけでは、起こった真実を受け止める時が来た時に、
・・・自分で決められないだろう。

現実を生きて受け止めて、自分で決めていかなければ成らない事だと。


世間の人が想い描く・・・幻想の男を自分で創り、幻想の世界で生きる俺達にとってもさ・・・

眠りの時間がやってきたら・・・現実の男に戻るんだよ。


眠ったままの、森の美女は、王子のキスで起こされると信じて眠り続けても

その夢の中の幻想が、必ず現実になるとは限らない。

自分で決めて生きて。と言い続けているよね。久遠の時も蓮の時も。

森の美女が自分で目覚め、並んだ王子を品定めした方が、君の為にはいいんじゃないか?

・・・自分で決めろと言う事だよ。

現実的に考えたら、自分の為には自分で選ぶ方が、いいだろ・・・?


Forbidden Game ______ Finding Beauty

近寄り難きその行方 ______ 美女の判定

だよな・・・自分で、決めていいんだよ、自分の思う通りおれの用意する駒を・・フフッ

勝手に動かして、君も楽しむがいい。

人々の想像が思い描く 麗しき幻想の男に成る事を自分で夢見て、足を踏み入れた煌びやかな幻想の世界で生きる理想の俺達を、手玉にとって転がして、自分で決めて楽しんでいいよ。

そうだろ・・・キョーコ・・・ _____________________




キョーコ、お前・・・
あ~ん、してみろ。


はぁ?
なんであんたに口の中なんて
見せなきゃならないのよ。


いいから、見せろ。


そう言った不破は、キョーコの肩をガッっと掴んで、顔をジーっと覗いていた。


おい、不破・・・


怒鳴ろうとした貴島を、無言で冷たく微笑んだ。貴島の耳元に寄って、そっと囁いた。


そうだな・・・
貴島君だけだな


なにが?
それよりも・・・


あぁ、大丈夫。
アイツとは、キョーコなら大丈夫。
だってさ・・・

アイツ・・・フッ・・・

キョーコのファーストキスの相手だし。


なるほどな。
キス止まりだったんだ、アイツ。
一緒に住んでたのに。


貴島の中では、俺とキョーコの付き合いは、もう3年とインプットされている。バレンタインの時は現場に居なかったし、俺が前に言った事を全て信じていると思った。

もったいね~。と言う貴島に、実は俺もそうだったんだけど・・・と、カインの時に一緒に住んでいながら、イチャつき止まりだった事を思い出す。その通り、勿体ない。と思ったのは、男の性か・・・。

貴島と二人で、キョーコと不破のやり取りを、小声で話しながら見ていた。


そっか・・・
なるほど、なるほど・・・


ウンウン頷いている貴島に微笑んで、ふ~ぅと鼻から深いため息をついて言った。


ん~、分かった?
そう、ごめんね。
貴島君だけ、この中では。


ふ~ん、キョーコちゃん
他にも誰か居るの?


そうだな・・・

(まぁいいか、キョーコも大人に成りつつあるし・・・)

今後の自分の事も今後のキョーコの事も考えて、キョーコには悪いけど、言ってしまおうと思った。


それは、まぁ知ってるけど・・・
あぁ、その前に、言っとく。
俺とキョーコ、一度 離れた時あるから。
ほんの何ヶ月かだけどね。


久遠でいた時の事は、誰にも言えない。でも敦賀蓮とキョーコが離れていたのは、その時の事実だった。
貴島を見れば俯いていて、下を向いたまま野太い低い声で、俺に言ってきた。


へ~ぇ・・・
誰?それ?


思わずその貴島を見ていて、声を出して笑いそうに成っていた。
こんなに、本気でキョーコの事を、運命の人だと思っているんだ。そこまで嫉妬しなくても。と思った。
面白いので ついでに、もっと貴島も突き落としてやれ。と思う。


そうだね・・・
悪いけど、No.2のやつだよ。
ま、俺よりは、下だし。


ぶっ!
まじか、それ。


そう、でも・・・許せる。
それに、あの時は・・・
俺も嫉妬した。
でも、違う意味で、キョーコに嫉妬した。


はぁ、なんだそれ?と言う貴島に、タラシと思われたら彼女が可哀相なので、キョーコの為にフォローしておこう、だって久遠は俺だし、事実だし。との反省の意味をキョーコに含めて。
貴島には彼女の事を勘違いさせないようにしたい。そうキョーコが思われたら、コイツは何をするか分からない。と思う。


あのさ・・・役者、
彼女、本物の役者に成ってた。あの時。
久遠ヒズリとの映画の撮影の時なんだよ。
純愛映画。だったからね・・・

役が抜けない。ってヤツだよ。

その時、はじめは電話とかしてたけど、
どんどん、俺から離れて行ってしまってね。
そう、だからその時、俺も離れた。

彼女を、潰したくなかったから。
本物の役者に成れる、チャンスを・・・
彼女を、そんな些細な私欲で、縛り付けたくなかったからね。

それに、撮影が終ってからは・・・
役が抜けたのかな?
まぁ、彼女にも色々あるのは、分かっているから。
それに、俺にはまだ理解できない事だから。
役が抜けない、本物の役者に成れる時。ってさ。
本当に、彼女は画面の中で、その役で生きているんだ。
だから、全て本物。演技じゃない。
本当に、久遠ヒズリに恋に落ちてた。

でもそれが、仕事だったんならさ・・・
仕方ないよね。


ふ~ん、敦賀君
心も、でっかいよな。
ま、色々経験してる女・・・?
それの方が扱いやすいよな。


(ほ~、めげない やっちゃな。仕方ない・・・)

とりあえず、こちらは本物のタラシなので、蓮からは釘を、久遠からも杭を打っておこうと思う。


まぁ、それには賛成。
それは、俺も楽しめるし?


だよな、だよな~。と同意する貴島に、妖しげに微笑んだ。俯いて髪をかき上げながら貴島の顔を、下から上に、そして見下ろした。一度、ふ~っとため息をつく。


でも、久遠は・・・
あぁ、俺と久遠ヒズリは親友だから。
モデル同士だし。

そう、久遠はさ、まだそのままなんだよね。
自分で言ってた。


俺が久遠ヒズリとして、キョーコを映画の中で愛したのは、本物の愛だったと自分でも思っている。
だから、映画の中では演技じゃなかった事。それは、役者である貴島が映画を見たとしたら、本当の愛だと分かるはずだと思って言っていた。


そう。彼もキョーコを愛してる。
キョーコとは、運命の人だと信じている。
キョーコと久遠には、本当に・・・

運命の再会が、あったみたいだしね。




_____________ そうだろ・・・キョーコ・・・


俺の方だよ。ものすごく不安に駆られたのは・・・
役に囚われたまま、久遠に囚われたまま、敦賀蓮に戻れなくなるんじゃないかって思ったのは。

自分の為に保険を掛けて弾いたピアノの曲

Fantasy Impromptu ・・・・・ 幻想・・・曲

もしも、演技じゃない、俺はその役を生きていると、自分の人生に重ねて脳が思い込んでしまったら、それは幻想の世界の俺だと言い聞かせたかった。

俺の中では、久遠ヒズリでいる時はまだ、敦賀蓮の幻想の世界の方が現実だから。

キョーコちゃんとコーンが再会したのは現実に起こった事だけど、でもまだ、俺にとっては敦賀蓮を生きる方が現実で、久遠として生きてゆく為のただの第一歩だっただけ。


幻想・・・その曲

全ては現実に起こった事だけど、俺、敦賀蓮にとっては幻想だと、自分に言い聞かせたかった曲。

幻想と現実

久遠ヒズリの幻想と現実。敦賀蓮の幻想と現実。

俺自身の幻想と現実・・・

俺の中の全ての人格に伴なう、この二つの世界。

クオンの幻想は敦賀蓮であって、敦賀蓮の幻想は久遠ヒズリであって・・・
久遠ヒズリの現実は敦賀蓮であって、敦賀蓮の現実はクオン。

愛される事は怖い事ではないと、幻想の俺で教えたのは、現実の俺だけどね。

でもさ・・・久遠ヒズリの幻想は、妖精のコーン でね・・・

クオンヒズリの現実も・・・  妖精のコーン・・・ なんだよ。

君と俺の間にある、たった一つの確かな事。それは、全て・・・

キョーコちゃん、君が俺の前に現れた事から始まった、二度も再会した事も・・・

俺の中の全ての人が、君を愛しているよ・・・

全ての俺に二度ずつ起こされた・・・運命と思う、離れられない奇跡と共に・・・



Forbidden Game ______ Finding Beauty

近寄り難きその行方 ______ 美女の判定


・・・自分で、決めて欲しい。


自分で勝手に人を動かして、君も楽しむがいい。

人々の想像が思い描く 麗しき幻想の男に成る事を自分で夢見て、足を踏み入れた煌びやかな幻想の世界で生きる理想の俺達を、手玉にとって転がして、自分で決めて楽しんでいいよ。


・・・そうだろ、キョーコ

天使が正面を向いた時、妖精が居たら、天使の心の後ろに魔法使いが潜み・・・

正面に魔法使いが居たら、心の後ろには妖精が居るんだもんな。


黒はYesと言ったのは俺であって、君が言ったのは、白はPure・・・

君の心の後ろに、Purehued純真の真実の心が隠れているんだもんな。


ふふっ。ありがとう・・・
I love you so――― very much・・・
愛してるよ。キョーコ・・・



君の心も もう俺のモノだと、それで確信したよ。

君も、壊れゆく感情をもう抱いている・・・

もう君は森の中での長い眠りに、王子からのキスを待っているだけじゃ、物足りなくなっただろ。

女として目覚めたのも、現実だと受け止めているしね。

俺のそれぞれの幻想の姿で、君の心も体も現実に起こった事と認識させて植えつけた感覚。



ねぇ・・ 


 君は・・・・・


どちらの俺とのキスが好き? 

どちらの俺との身体の相性が好き?


壊れゆく感情をもって男を愛した事が、もう君には二度ずつ、二人共にある。

敦賀蓮と、久遠ヒズリ。

君の中では、敦賀蓮も久遠ヒズリも二度目の感情を持った・・・


蓮が好きで、久遠を愛し、そして愛され愛し合った。
心を蓮に囚われたままで、体を久遠に捧げ、久遠に恋に落ちたんだろ。


久遠が好きで、蓮を愛し、そして愛され愛し合っている。この意味・・・

分かっているよね・・・

心をまた久遠に囚われて、体を蓮に捧げ、蓮にまた恋に落ちたんだろ。


どちらか一方に嵌ってしまわないように、全て心と体を別にして仕組んだ、俺の仕業

心も体も、恋も愛も、すべて俺が仕組んだ、二度目の二人を想い続ける為の・・・


・・・君への、My Deed


君にあの時、言ったはずだ。

This is what I was looking for…
This Is what I am… and my deed…

って・・・

この魂を探していた・・・この魂は俺のものと誓約する・・・

そうだよ。幻想の一番奥にいる人物と現実の一番奥に潜む人物のDeedだよ・・・


その人物・・・

    ・・・ 妖精のコーン



今のこの現実の全てこそが、幻想・・・ 

日本中の女が抱かれたいと思っている、君の今目の前に居る この綺麗な男たち全員が・・・

・・・幻想の世界の人なんだよ。



俺からのFantasy Impromptu 幻想即興・・・の現実を君にも



白い世界があると、白い色は愛だと、思うなら・・・

白い世界、煌めいた世界の幻想の俺達も、黒い世界、漆黒の世界の現実の俺達も、導く灯火となれ。

その自分が壊れ行く恐怖をもって自分が壊れてまでも、蝕み続ける感情を・・・

自分が壊れる感情。 ・・・・・愛。

誰かが歌詞に書いてくれたんだよ。


震えるこの胸・・・―――――ハート


震えるってなんだ?

胸が震える事は、たくさんあるだろう。期待に膨らむ、喜びに踊る、幸福に一杯になる・・・

そして、恐怖に怯える

愛は・・・自分が壊れる恐怖を感じて、心が震える感情だと、思うけど・・・?


“ 恋の一つの涙 ” “ 運命の破壊と創造 ”

 ・・・そして、“ 魔よけ ”

その首に光る・・・  
           フッ、その言い方、気に言った・・・

 ・・・首輪


光をそこに当てるように意識しろ、そこが美しく輝くようにしろとも教えたよ

その光り輝く・・・ その場所に・・・


光り輝く?・・・・ なんだっけ、それ?・・・


・・・そうRadiance


君の頭にインプットした言葉の数々、君の心に沁み込んだ言葉の数々・・・


白と黒


白い世界のRadianceは、煌びやかに光り輝く・・・幻想の世界の昼


君が、凛と美しく麗しく可憐に、大輪の花を咲かせる。

心から滲み出る麗しさ・・・本物の輝き・・

その為に、言葉を使って君の心の全てを覆い尽くして、ピアノの曲で君の精神を蝕んだ。

その美しい姿で世間を魅了し、価値を認められ、地位を上げて、

俺に似合う本物の輝きを放つ、幻想の世界の女にと・・・ね・・・・・


黒い世界のRadianceは、燻された艶の光り輝く・・・現実の世界の夜

車の窓に貼られたスモークや、ドラジェにスモーキーなアーモンドが隠されたように、中に押し込め囲んで見えない様に、燻された様なスモーク、煙に撒かれると言ったらいいかな。
秘密に包まれた現実の世界の男と女の関係・・・


そうそう、


アイツ、ストーカーのレイノ。アイツが君に言ったんだってね。

ここに居るバカ正直で心の純粋な、京都の老舗旅館の若旦那になる坊ちゃんが言ってくれたよ。


キョーコのココに、白と黒のライオンが居る
キョーコの中に、オーラが一つしか見えない。
でも、時間が経たないと、分からない・・・

黒が真実

なんだって言ってたとか・・・?


俺にはさ・・・ こう聞こえたんだよね、それ・・・

キョーコの心に、一つのオーラ
・・・一人の俺だという事は、もう君のMatrixは感じとっているんだろう。
・・・一人を心から愛しているという感情が出す、一つのオーラじゃないか・・・とね

君に伝えた俺の魂Matrixが望むもの

太陽は、晴れ澄み渡る心。水は、力強く根付く為の糧。
そして、その恋のオーラが育つ為に必要なのは・・・

それを育ててゆく為の自信・・・時間

時間の流れに成長し行くそのオーラ、時間の流れが全てを担い、恋が愛に変わる為に必要なもの

大丈夫。自信を持って・・・と、俺の胸に証を残したね。

愛は、一人では不可能で、二人で共有する一つの同じ感情で、その感情の行き場の目指す先には、
その誰かと作る未来が待っている。

未来まで続くもの、必ずその未来までには絶対必要不可欠な物がある。


時間の経過


時間が全てを担い、ゆっくりと深く沈んで落ちる・・・

苦しくなって もがき出し、そこから自ら這い上がってしまう様では、愛ではないと思える。

呼吸が出来ずに苦しく成っても、身を委ね波に体と心を揺られるままに、深く深く落ちる事は、

怖い事ではないと・・・

俺も教えた。

キョーコ 君も、壊れ行くその感情に恐怖を感じながらも、その事は怖くないと言い聞かせているうちに、どんどん深みに嵌って、もっと落ちていっている

君の体も、俺だけを知っている、その俺が与える快感

君の姿も、俺の好みの香りに包み、俺の好みの肌触りにし、俺の好みの仕方を学ばせ

抱き合った時に、俺が好む快感と、俺を恍惚の世界に誘うように・・・

愛ってさ・・・ ふふっ~ 楽しいよね。

もっともっと と止まらない人間の欲望が、ドラッグの様に精神を蝕んで、その求める快感に中毒にさせられる様で、慣れてしまったらもっと強い刺激が欲しく成っているんだろ。

今夜は、どうしてやろうか?

どんな風に、されたいのか・・・自分で決めていいよ・・・


それが、現実だよ。キョーコ・・・

現実の男を知った君に、幻想の仕事が終った時間。

黒のRadianceの世界に、さぁ・・・

深い光のあたらない、光の要らない場所へ、落ちてゆく世界・・・


怖くないよ・・・俺と一緒に落ちるだけだから


“運命の破壊と創造”に、“恋の一つの涙”が落ちる様に、“魔よけ”として自分で繋いだ

その首に光る首輪、俺が飼い主なんだよな。


二人で壊れて落ちる事を、二人で傷付けあい、癒し合って、楽しもうよ。

その、震える胸の心からの感情を・・・


白いライオン、幻想の世界で生きる、違う名前を名乗りオーラを纏った姿の自分

黒いライオン、現実に生きる、そのまま人間の生活をする自分

実は・・・黒が真実とは、・・・当たり前の事なんじゃないか・・・とね



二つのRadianceがあるんだよ。

白の幻想、黒の現実

Radianceにも時間が流れている・・・ そう、Radianceにもね、夜があるんだよ。

白の昼、黒の夜 ________________________





キョーコちゃん・・・


君はそうやって、ショーちゃんと子供の頃から、過ごして来ていたんだね。

でも、天使と妖精が出会う宿命に、運命の導きがあったのは、君のお母さんからの絵本・・・
君が愛されなかったお母さんから、お母さんはきっと神に愛を託した・・・

神はその愛を、誰に託すつもりだったのだろうか?

絵本を隠したショーちゃんなのか・・・? 絵本から出てきた妖精のコーンなのか・・・?




キョーコ。
開けてみろ?


嫌よ、ぜ~ったい
開けないから。


自分の手で口を押さえてしまったキョーコを見ると、バカ正直同士どもの戯れは面白いと思った。
言われた通りにする正直者と、天然で防御能力を発揮する・・・フッ。俺に似た正直者。

(殺気を感じる能力が、キョーコにもあるんだよ。不破・・・)

キョーコの肩を抑えていた不破だったが、その肩の手をキョーコの感じる耳の後ろに滑らしていく。
不破のその手に、キョーコがビクッとしているけれど、それは感じていないと俺なら思える。


キョーコ。
あ・け・て。


不破は、キョーコの頬を両手で包んで、首を傾けて優しくお願いしている。その辺の女なら蕩けて無くなってしまう様な極上のスマイルをキョーコに向けている。それは、営業スマイルか?

(いいよ不破、その美しい笑み。気に入った・・・俺の駒としては、極上の戦士だよ、お前は。)

頬を赤らめるでもなく、蕩けるでもなく、じっと不破の目を見ていたキョーコは、ニヤっとその目元を細めていた。口元を隠していた手を外し、親指で自分の唇をそっと撫で今つけてきたばかりのルージュを自分の下唇から軽くふき取っていた。



あぁ。そうだぁ~、
今さ、王室御用達チョコ、
持ってたらいいわ。


自分の唇からふき取ったルージュの付いている親指を他の指と擦り合わせながら、不破の目をずっと見詰めていた。


そしたら・・・
うふっ。


不破に微笑みながら不破の唇を指でゆっくりなぞり、横目でちらっと俺を見て不破に視線をまた戻した。


アンタが、私の口を
開けてもいいわ。


俺の顔を見ながら唇を合わせて、ちゅっと音を出して、不破のくちびるをルージュのついた指先でちょんと突付いた。


フン。
今はチョコだけじゃ物足りないけどね。
あれは・・・爆弾だったかしら
口に入れられたのは。


ニヤッと俺を見ながらそう言ったキョーコは、不破の手をそっと上から掴んで握った。


でも導火線に火をつけた人は
違うけどね。


不破の手を不破の胸に押し付けて、優しく微笑みながら不破に言う。


ここにね・・・
大事な物がある


もう片方の手を頬からそっと外し、胸に置かせた手の上に重ねて、その不破の両手をポンと上から叩いた。


あるか どうか
だったかは・・・

自分のそこに聞いてよね!



言われた通りにする正直者と、天然で防御能力を発揮する・・・フッ。俺に似た正直者。
殺気を感じる能力があるってワケなんだよ、キョーコにも。
むやみに、丸腰で~す。と表現しなかったキョーコは、天然の防御。

Good Job Kyoko・・・ 君は本当に、俺に似合ってる女だよ。

だけどさ・・・気をつけなきゃいけないよ。
その天然防御能力が利かない、この俺にだってね・・・ _____________________

____________________________ 白の幻想、黒の現実

             白の昼、黒の夜 __________________________________


その黒の現実に、君は俺にサインしてくれた・・・

なんでも簡単にサインしちゃ、だめだよ。

俺の育った国では、そう教えられている はずなんだけどね。

君が俺に自分でサインしたんだよ・・俺のココに・・・証を付けた


心の誓約書。


赤いバラの映る窓辺に、心の中に、そして今、胸に残っている証 このキスマーク



赤いバラ、俺に似あうと言われてる・・・


君の誕生花、12月25日、赤いバラ。

キョーコは俺に似あっている。

そんな風に世間に認められているようで、嬉しかった。



あの時、窓辺に映る赤いバラに二人でサインしたよね。

それにね・・・ 赤いバラは、俺の誕生日の花でもあるんだよ。

抱えきれない程の愛を。そのつもりで両腕いっぱいに抱きしめる程の誕生花の赤いバラの花束、

俺の今までの幻想の人生の全てを受け取って欲しいという願いから。

あの時俺は、自分の核心や精神が謳わなくて生きる意味の真実を幾通りも思案し、本当に何をするべきか、自分の中に疑問が湧いた。希望を持ってこれからを生きていくと思った。

“ If you are not having hope to doing though…”
もし希望を持ってしなければ・・・

でもそれを束ねて飾ってお終いにするには、人生としては短すぎる。

“ Held tightly in bouquet, ”
綺麗に束ねて終る人生。


敦賀蓮の人生は、綺麗に束ねて色よく可憐なまま散る様に、短く終ってもいいと思った。

現実の俺は、敦賀蓮じゃないから・・・

その赤いバラの中で感じた、クオンになると決心した事。

生きる本当の人生の意味を自分の核心に問いかけたら、俺に似合うと世間のイメージが創った偶像の俺赤いバラ。君が俺に似合うと言われているようで、綺麗に束ねて散った方が、敦賀蓮の本望かと。

幻想の偽りの人生を終わりにしようと思えた瞬間、その俺の費やした時間を全て君にあげてもいいと思い、そして、君の中で幻になって頭と心に焼きつくだけでいいんだとね。

同じ、誕生花を持つ俺達は、魂の片割れと信じて運命を感じる。


俺は・・・


魂の片割れと信じるその運命にサインした。

敦賀蓮が、キョーコの心に永遠に巣食い蝕み残ればといいと思って、サインした。


でもね・・・


その俺のサインは、“ 偽名 ” . . . . 敦賀蓮

敦賀蓮、幻想の中で生きる偽りの自分。本当の俺がサインしたんじゃないから。



幻への招待状のサインだよ


どうぞ受け取って? 



その頭に記憶として、その心に刻み込まれて、君の中に残ればいいと・・・ただそれだけの為に、自分の費やしてきた時間と努力と労力が、綺麗に散ってもよかったんだ。

ただまだ何も見えない深い闇の世界から、また這い上がり これからの新たに始まる孤高へ目指す第一歩を、違う人に成って踏み出せると思えたのは、君がきっと傍に居てくれるから。

その脳裏に焼きついた俺の幻を、心に抱いて生きてくれる君を、放さないつもりだった。


その幻への招待状・・・


受け取ったんだよな・・・君が横にサインしたんじゃないか・・・

フフッ。君のサインも偽名だったけどね


京子、幻想の中で生きる偽りの君。本当の君がサインしたんじゃない。

君も幻になるところだったんだよ・・・


敦賀蓮と京子が、幻想の世界から抜け出し現実の世界で、幻と呼ばれる。


幻と幻のサインは、偽りの誓い。

それぞれお互いの自分の運命を信じる為に・・・


架空の人物の姿のまま愛する事は自分を誤魔化していると心で感じた、偽りの愛 

その偽りの愛のまま、それも今と成っては・・・楽しいよね。

君も、楽しんでいるだろう

君の好きな、もっと深い奥・・?

心も精神もぶっ飛ぶぐらい心の中の奥底に、体の中の奥底にも、恍惚の深い世界に、連れて行ってあげるから。

今はもう束ねて終らなくてもいい様になったから、太陽と水が人生の糧となって、雨の日には深く根付き、晴れの日には光を浴びて育ち咲き続けられる・・・

まだ、今のこの姿の俺が、・・・凛と美しく咲く大輪の華でいてもいい

そう、赤いバラの似合うと言われた、敦賀蓮のままで

赤いバラの君を、世間もそして運命もが、敦賀蓮に似合っているよと言ってくれている ________________




RRRR――――

もしもし・・・
あぁ、ごめん、今行くよ・・・



不破の携帯が鳴ったので、みんなでエレベーターの方に歩きだそうとしていた。


キョーコちゃん。
それ、持つよ。


貴島がキョーコの持っている大きなバッグを、自分の肩に掛けた。ムッとしたけど、奪う事も無い。
俺は、キョーコが腕に掛けていた俺のジャケットを取って、肘を差し出し、どうぞ。と微笑んだ。

ヒールの高いミュールのままの、その京子の姿・・・

さぞ足が痛いだろう。ただそう思っての事だけど、その腕を組んでいる俺達を見て貴島がムッとしている。


キョーコの出てきた服装は、今日のDreamsの撮影で着ていた、駆け落ち前の俺の恋人の姿。

アルマンディから贈られてきた、京子の為の、自前衣装。

白いミニスカートは、細くて長いキョーコの足にぴったりの長さにされていて、キョーコの気にしていた女らしいボリュームが、スカートの裾からちらっと覗くフリルで賄われている。

そのフリル・・・Earlが織らせた新しい素材・・・

俺のストールと同じ、沢山の素材の糸で織られている。良く見るとその波々の織り方は・・・


R Mandy for Kyoko from Ren -desined by Earl Mandy


これを見つけたとき、思わずブッっと噴出した俺。
スタイリストが伝えたのか、それともアールが写真を見て思ったのか、ガーターの方が気になってしまった撮影での、俺が足フェチだと ばれていると思った。

スカートの下に、キョーコへ、蓮より。なんて・・・そんな大人ジョーク、アールにしてやられた感があった。

そんなフリルの付いたコットンシルクの白いミニスカートは、俺の黒い長袖のTシャツと同じ素材。
袖を綺麗に折りたたみ、カフスのように見せて着ている。

襟に光るプリンセスローザとベビーリングが、襟の大きさを感じさせないように見えた。
メイクもテレビ用から普段の5分メイク・・・いや、今日のは10分メイクに変わっていた。

出てきた時に、直ぐに思った。

(キョーコ、完璧。今の俺に似合ってる、Well done 合格。)

キョーコの袖が濡れていたシャツは、今日の撮影で着ていたものだったので、このスカートが有るのは、知っていた事。さて気付くかな?とも思っていたけど、足の痛いサンダルを考えたら、パンツでフラットの方がいいかな。と思ってアドバイスした事。

俺は、素を愛しているから、帰る時まで愛でなくてもいいんだけど。とも思っていた。

今日は室内撮影だった為、靴はこの2足しかなく、撮影ではスリッパだった。
ミニスカートには、ヒールを合わせてくれたキョーコ。

君は・・・

・・・・・本当に赤いバラだよ。 

何度も何度もドラマの中でやらされた。
敦賀蓮と赤いバラの花束、似合いすぎる程 似合っていると、赤いバラは敦賀蓮の物と言われてきた。


そんな風に・・・ 俺に似合っているよ・・・

世の中が認める・・・ 君は敦賀蓮のものだよ・・・ _____________________




おっ。
蓮と似合ってるな。
さすが~、キョーコちゃん、もうすぐ・・・
敦賀京子になるんだしね。


はい。ありがとうございます。
社さん。
でも・・・
敦賀京子は、まだ発表まで秘密ですよ。


(ふっ・・・この二人の会話・・・勘違いさせるにはもってこいだな・・・。)

会話を聞いていてそう思ってしまった。まぁ、制作発表には不破も来るんだから、役名の無いこのドラマの趣旨もこの時に分かるから、まぁ今は、ほっとこ~。と思う。


今日の番組の中で思った事があった。

まぁ不破は歌手なので一応外しといてもいいけど、それは、俺達3人が出てきた時に始まった。

歓声が呼ぶ俺達の名前は、それぞれ・・・

蓮。秀人。尚。

俺達は下の名前で呼ばれていた事。誰一人、俺達の役名で呼ぶ者は居なかった、特に俺と貴島はドラマの衣装のまま出て行ったというのに。

でも、京子には、違っていた。

ナッちゃん。ナツ。美緒。

京子の名前は、呼ばれていなかった事。
ナッちゃん、蓮にされていいな~。尚と似合ってるよ~。とも言われていたけど、京子ちゃん、蓮にされていいな~。とは言われてなかった事は、世間が京子をまだ認めていない証拠。

京子、敦賀蓮に似合っているよ。

俺は自分でそう思うけれど、世間は、蓮に似合うのはまだ幻想の女で居て欲しい、現実の女が似合って居るとは認めたく無い事なのか。と、敦賀蓮は、それぞれが想像する幻想の中の現実の男として、扱われているのだと思った。

(まぁな・・・俺もだけど、ここに居る3人、プラスもう一人久遠もだけど・・・)

抱かれたい男4人。

この男達に抱かれたいと思っている人は、きっと俺達としてる姿を想像しているんだよな。
想像の中で、俺達はどんなプレイをされているのか? そんな事を、ふと思う・・・
想像の中で、抱かれながら呼ぶのは、蓮。直人。尚。久遠。なんだろう・・・と思う事。

まぁ、セックスシンボルの俺達じゃなくても、ほとんどの芸能人が名前で呼ばれるのに対しては、京子は まだまだ認められていないのかと、思ってしまう。

そんな中で、もしキョーコが久遠の子を妊娠してて、結婚しま~す。蓮を辞めま~す。久遠でした~。
なんて、俺が発表していたら、子供を産んで復帰しま~す。と京子がなれたかといったら・・・
世間からバッシングを受けて復帰できずに、そのまま埋もれてしまっていた事だと思えた。
妊娠してなくて本当によかったと、胸を撫で下ろしていた。


でも、Dreamsが始まったら、きっと・・・

役名で呼ばれる京子も、京子ちゃん。と役名のまま芸名で呼ばれ、そして彼らの夢に、京子として出てくるのだと言う事は、京子を前進させることに違いないと、とても思える。

だから京子には、可愛くて、綺麗で、器用で、気が利いて、何でもこなして、夫の事をよく理解して、夫の夢を自分の夢だと言える従順な・・・数え上げたらキリがない。
クーも相当な奥さんビイキで親バカだけど、同じ血は争えないな・・・でも、いい意味のインパクトと憧れられる様な奥さんを是非演じて、京子に好いイメージを付けて欲しいと願っている。

幻想の世界の芸能人の俺達は、現実の芸名で呼ばれて初めて、幻想のドラマから出てきた現実の幻想の人として認められる、人・・・

そう、幻想の中は人それぞれで、それでいい。

人に夢を与える仕事をしている俺達とって、最高の糧・・・


・・・人の夢の中に巣を作り、人の夢を食う。


その幻想の中で、俺たちに喰われて喜んでいる世間の女も男も、もっと俺たちを幻想の偶像にしてほしいと願うのは、ここに居るこの3人ともが望む、最高の幸せなんだよ。

名前を呼ばれることは、その脳内を喰い尽している証拠で最高の褒め言葉なんだよ、俺達にとって。


抱かれながら、無意識に、俺を呼ぶキョーコ。

・・・蓮、 と。  ・・・久遠、 と。

キョーコの幻想の中は・・・・妖精や魔法使い、そして天使

現実の世界に呼ぶ名前は、久遠や蓮。

でもね・・・キョーコ、気付いて無いだろ君は・・・・


俺にとっての幻想の人物こそ、
敦賀蓮で王様の方、久遠ヒズリで王子様の方、なんだって事。


ふっ、君も幻想の世界で生きる、夢を喰って糧にしている仕事だよ・・・

王女様の京子は敦賀蓮に。お姫様の京子は久遠ヒズリに、それぞれ似合っているんだよ。

君にとっての妖精の久遠は現実に起きている事で、魔法使いの蓮も、そうだよ。

俺にとってキョーコは・・・天使の君が現実で、京子として生きるクイーンの様に成れとはね・・・
幻想の世界で人の脳裏に喰いつく姿なんだよ。


でも、世間に与える君の幻想の姿は、この幻想の世界で生きる幻想の偶像達、この貴島秀人や不破尚の様に芸能人たちに取っても、彼らの脳内にも喰いついたみたいだね・・・・・


敦賀蓮も、久遠ヒズリも、京子も・・・
この芸名の俺達は、煌びやかな世界に生きる職業の、誰のものでもない、世間の皆の幻想だから、
それは、解って仕事をしなければいけない。

幻が起こす行動や言動に、私情を絡めて受け取ってしまったら、気が狂いそうに成る程の嫉妬が生まれる。
嫉妬、妬み嫉み、その汚い暗い影をお互いの足元に生み出す・・・
愛する人に詰れない中れない抑えられない感情を、愛する人を奪おうとするヤツにぶつけたら、ソイツが暗い影を自分の足元に作り出し、自分で自分の首を絞める事に成りかねない。

君がいつかクイーンの様にと望んだ俺が、君が本当にクイーンの様に成り始めたら、本心が苦しくなった。

この幻想の世界の中で俺は、王様に君臨して玉座に居座り続けてきた。
この玉座を狙う他の幻想の国の王子も、戦いに挑んでくる。それは・・・

この王位を狙う目的のヤツも居れば、俺の幻想に魅せられて俺に従える国民を横取りしようと企むヤツも、俺の王女を狙いに挑んでくるヤツも・・・

俺を上から蹴落とそうとする影、俺のファンを狙う影、そして俺の女を横取りしようとするヤツラ。

俺が年月をかけて磨いてきた原石を、輝き始めたらその光が、まばゆくて愛しさを感じたからだろ。

人の夢となる仕事が終わって幻想の世界から出て来たクイーンは、現実の女としてもクイーンのままで居たいと願うのなら、その・・・

幻想の姿のままの俺にも・・・似合っているよ。___________________



ん~、そうっすかぁ?
それじゃぁ、敦賀君と同じ様な衣装の俺にも・・・
似合ってる。って事っすよね?
な、俺達、理想の男のままだしね。
敦賀君・・・


貴島がキョーコに腕を差し出すと、キョーコはその肘に打ち上げパーティの時のように腕を通した。
右に俺で、左に貴島。二人の理想の男を両脇に従えて、前を電話しながら歩く不破。
本当に、クイーンの様・・・

前を歩くSPに守られて、クーとクオンの俺を横に従えた、俺の母親、Jewelの様だった。
モデル界でクイーンの座をもぎ取っている俺の母親。

キョーコ、君もいつかクイーンの座をもぎ取って、世間に潰されずに結婚してからも復帰出来るようにになり、こうして俺とそして息子の蓮君と前をSPに守られて、歩く日がくるといいな。と思う・・・


あっ!そうだ。
忘れないうちに・・・


エレベーターの前で不破が電話を切っていると、キョーコはタイミング良くそう言った。貴島の腕からその腕を外し、鞄ありがとうございま~す。と言って手を差し出した。

貴島から受け取ったバッグの中から、楽屋の鏡前に置きっぱなしだった俺の腕時計を出して、俺と腕を組んまま、その左手首に着けてくれた。

時計をつけてもなお、そのまま腕を組んで微笑みを俺に向けてくれる。キョーコは俺の電話も取り出すと、その鞄と一緒に、はい。と言って俺に渡した。

(ごめんな、貴島。キョーコは俺に持ってて欲しいんだってさ・・・。)

うふ~。となって気分爽快。心の中でガッツポーズ。
はい。蓮が持つのはいつもの事よ。と言わんばかりの夫婦感が、堪らない。

不破はキョーコを上から下まで、じ~っと見続けている。確かにいつものキョーコとは少し違う姿。

どっちかというとカジュアルだけど、大人のアフター5。そこいらのバンビーが憧れる様な、スカート一枚にしてもオーダーメイドのピッタリサイズにイメージの物だし。

内側の、蓮より。は気づかないにしても、18歳の女子高生が身に付ける様な物でない服と、その・・・
キョーコに贈った、Franck Muller Heartの時計。そして、今日の首輪ピンクのプリンセスローザ。イヤリングはしていないけど、鞄に入っているのは知っている。本番前に付けていたのを見ているから。

今、ふと思った・・・

ピンクダイヤで埋まっているけど、希少価値の高いピンクダイヤばかりで、このままキョーコが襲われたら、強盗はさぞ嬉しいだろうな。マンション買えるぞ・・・と思ってしまう。



キョーコ。
お前、今日の首輪・・・
無くしたんじゃ、なかったのか?


はぃぃ?無くさないわよ。
こんな大事なもの。


だって、それ、
ダイ・・ャ・・・


そうよ。
だ・い・じ・・・
な物よ。

シッっと不破に、キョーコの後ろから横目で制した。魔法使いのブリザード攻撃はお手の物である。
悪魔ライフまたしても2減る。魔法使いの仲間になった女好きの兵士、貴島がキョーコの胸元を見て、はぁ。とため息をついた。


へ~ぇ、見せて。
キョーコちゃん。


―――― チン・・・

貴島がキョーコを覗き込んだうちに、不破にこそっと、エレベータのドアの前に進んで、キョーコにはダイヤだって言って無いから。と耳打ちした。本物の宝石だと知ったら、たぶんプリンセスローザもイヤリングももう怖がって表で付けないだろう、それに、返してきそうだと思う。

キョーコの首元を見ていた貴島。エレベーターが着たので、腕を引っ張って、キョーコから離して乗った。
俺の横で貴島が、耳打ちしてきた。キョーコは不破と、社さんは貴島のマネージャーと喋っている。


ねぇ・・・
何で俺が今、ため息付いたか分かった?
敦賀君。


あぁ。
不破のバカが、気が利かないからだろ。
男として出来てないよな。まだ。
あ、
それに・・・
多分、耳の後ろだろ。気付いた?


うん、そう・・・
一番感じるところ、青くなってたから
俺との電話中の事だろ。


ふっ。
まぁね・・・悪かった。ごめん。
ん~・・・でも~・・・もしかして

・・・聞けて?
良かった?


ふふっ。そりゃ、まぁね。
あんな声聞かされたら、怒れないよな。


想像しただろ~!もう二度と・・・と、俺の腕をバンバン叩きながら、小声で悶える貴島だった。
けれど一瞬止まって、やっぱり、また掛けてもいいよ。あの声だったら。と気が変わったらしく、叩いていた俺の腕をごめんごめん。と撫でてくれた。


まぁ、今度 機会があったら・・・
目の前で・・・いや・・・
自分の下に敷いて、かな?
どうぞ。


はぁ!?
いいの?ほんとに?


ん~、本当はあまり
よろしくないけど・・・

仕事だったら、仕方ないよね。



なんだよ~。ドラマの話かよ。そうだよ、それ以外に何があるんだよ。と言い合っているうちに、下に着いた。

もう、いい加減にしなさい。ロビーで人が居るから。と社さんにも諭されたが、社さんの携帯が鳴って社さんをタレントクロークロビーに置いて駐車場に向かっていた。

お疲れ様で~す。と、みんなで言って守衛さんの前を通ると、あれ?と奥のテレビと俺たちを見比べている。貴島はテレビの中に気がついていた。


次週、第6話。
お楽しみに~。


そう言って、画面と同じように守衛さんに向かって手を振った。

(なるほどな・・・ちょうどドラマの放送が終わったところだった・・・のか?)

一時間で出てきたのかどうか定かじゃなかった。どうも結構 長居したような・・・と思って時計を見たら、12時近かった。なんで、理想の男やってんだ?と思っていたら、11時から交代の守衛さんが録画してもらっていた物を見ていただけだった。

おぉ~!理想の男~!と、もう一人も奥から出てきて、確かにドラマキャストは普段、撮影スタジオは別の所でテレビ局に来ないから、俳優にしかも衣装のまま出会うことも無い。

握手して~。と、録画してまで見てくれる夜中シフトの若い兄ちゃん守衛さん達が言ってきたので、貴島と二人で握手して、その握手のために外した白い手袋に、サイン下さい。とペンを渡され、サインしてあげていた。

右に敦賀蓮、左に貴島秀人。

その手袋、ebayなんかで売ってるの見つけたら、ぶっとばすぞ。と貴島が笑いながら脅している。
売りませんよ。両方揃ってるんすっから~。
だからだよ。両方揃っているから、高値がつくんじゃないか。
あっそうか!と二人で言い合っている・・・それは、どうでもいい・・・

俺はキョーコと不破が気になっていた。

自動ドアを潜り抜けて、外で待っている。二人の声は、ここからでは聞こえなかった。
貴島とマネージャーを置いてドアを出ると、なんだか懐かしい風景だった。


傷のぬり薬。

不破がキョーコに塗り薬を届けにスタジオに来た時の様だった。
何かを言い合っている。が、よくは聞こえないので、そちらに歩を向けていると、聞こえたのはキョーコの声で・・・


・・・色で・・・私を、愛して・・・


と言っている。

はぁ!?っと思い、あの時は二人の間に介入しなかった俺だけど、今回は猛烈早歩きでコツコツ向かった。   

キョーコの隣に立って、お待たせ。と二人に微笑みながら、彼女の手を引っ張って腰を抱いた。


おっ!
なんだ~~?
お前、また挑戦状、欲しいのか?


不破にそういわれて気がついた。ん!?と頭を捻らずとも、軽井沢の朝の光景が蘇る。


なに?挑戦状って?
あ~あれ?
軽井沢のぉ?

ハン、じゃぁ受け取るわ。
アンタを落とすのは、コノ私よ!


ドムっと胸を叩いたら、覚えとけ。と言って、キョーコは、人差し指を不破の顔に向けた。


バン!


キョーコのその手を上から包んで、そう言った。キョーコの人差し指を俺の口の前に持ってきて、ふ~っと息を吐いた。


油断大敵。


・・・って言っただろ。お前。
いいか、綺麗なバラには棘があるって言ったじゃないか。
現にキョーコは、口も開けなかったから、危険物所持なんだよ。
それにだな、爆弾だったか?っとも言ってただろ。
お前、本当にいつかコロッと打ち殺されるぞ・・・

・・・と、また一気に喋り捲って諭していたのに、刑事物なんか?Dreamsって?と聞いてくる。
本当にユルユルなんだな、意外に不破って・・・と思っていると、違うわよ。弁護士よ。とこちらも的を得ているのかどうなのか、よくわからない。

(ピアニストなんですけどね・・・話の基本は・・・)

君が居るから。が主題歌なのに、刑事→弁護士=正義の味方。と思っている不破は、自分の曲がどうしてヒーロー物のドラマに使われたのかが、不可解な様子。

まぁ、刑事物のドラマのオファーが来ても、意外にキョーコもうまく演技ができそうだな・・・
と考えていた。

刑事物のバディ役も一緒に家で練習したら その時はきっと、今の夫婦役と違って
指紋検出とか、ご飯のお茶碗とかお箸とかで、食後にしなきゃいけないのかなぁ・・・

(それに、きっとベッドの上でも、死体の検死とかしそう・・・)

なんて、裸の俺の上に乗っかって、あっちこっち検死されているのを想像してしまった。
む~ん・・・と黙って想像したら、やっぱり俺って時々Mかも・・・と言う結論に達した。


幻想の世界の可能性が広がり始めた、彼女の演技・・・


自分で、彼女を独り占めしていいか、それとも・・・彼女を世に送り出して、輝かせるか、

どっちが、男として女を磨けるか?


・・・そんな事を、社長は言っていたんだった _______________________



RR・・RR・・―――

もしもし・・・
・・・
そうですか、じゃぁ、また明日。


ん?社さん?と言うキョーコの耳元によって、こっそり社さんの事を話した。
社さんは琴南さんに呼ばれて、別に帰る旨を伝えてきたことだった。
うふ~っと、にこやかに微笑んでいるキョーコに向かって、俺も同じように、顔を見合わせて微笑んだ。

(待ったくもぉぉ~~~そんな顔ここでしないで~・・・)

不破も貴島もいるってのに、可愛い生き物の顔をするキョーコが愛しくて、ぎゅ~っと抱きしめてナデナデしたくなるじゃないか。
きゅん。とされた俺だけに、同じ想いを持つ奴はきっと同じ様に、きゅん。とさせられているに違いないと思える。



それはそうと・・・
何を不破と、
話していたの?



不破はマネージャーが車から降りてきて、そちらに向かって話しかけていた。貴島もマネージャーと来て不破のマネージャーのところに行った。不破が写真をプリントアウトした事も、落としてしまったことも、貴島達は話していない。何も ばれてないみたいで、こちらもホッとした。




ん~、別に?
なんかね・・・
私の傘の色がね、気になるみたい。


ふ~ん、なんでだろう?


さぁ・・・?
でも、傘の色ってさ、きっと
学校で会った時の事なんだよね。


あぁ、薄紫色の傘の子の事かな?
キョーコのは、紫じゃないけどねぇ?


そうなの~。
あのコ、天使をね・・・
一緒に演じた子だよ。


へ~ぇ、あの天使・・・
薄紫の傘の子なんだ _______________




________________ 薄むらさき色の・・・

俺のベビーリングに入った2つの石を胸に光らせるキョーコを見ていた。

2月10日のレッド タイガーズアイ。
一緒に並んだ2月の誕生石、薄むらさき色のアメジストの意味は・・・“ お守り”だった。

運命の破壊と創造の石と共に並んだこの石には、3つの意味がある。


産まれた時に、両親が作ってくれたベビーリングの意味・・・“ 最良の出逢いを ”

リングにする意味は最良の出逢いで、最良の出逢いを運命に掴み、一つの命に与えられた左手の小指に嵌るそのリングは、愛する人より、もっと愛をもって一つの命の生まれた宿命に・・・

・・・真実の愛、愛の守護

この意味を持つアメジストを並べることで、生まれた日の宿命、運命の破壊を守りたいと・・・


今、この横にいる・・・運命の灯火と信じる出逢いを、授けてくれた事を実感できる。


そして、愛を求めて出遇えた魂には・・・魔よけとされた。
ペンダント“ 魔よけ ”とされた、俺の運命の破壊と創造も、恋の幸せの涙も、真実の愛も・・・
この最良の出逢いで出遇えた君は天然防御本能で、俺を守るようにそうしてくれたのか・・・?


飼い主の俺には、その愛しく想う可愛い生き物が、俺を守ってくれるんだよな。


君は、最強のお守り・・・    

・・・なんだよ ________________________



そういやさ・・・
お前


マネージャーたちが挨拶していて、話がつまらないのか、こちらが拉致ってさっさと帰ることを予想してきたのか、戻ってきた不破が思い出したことを話し出した。


お前・・・
妹っていんのかよ?


はぁ?妹?
敦賀さん、妹って・・・


不破のマネージャーが居る事を考えてか、キョーコは敦賀さんと呼んでいた。これから一人でこのクライアントの仕事に行ったら会うことも増える事を考えてなのだろうと思い・・・それに、二人とも
妹と言われたら一人しか思い浮かばなかった。

その妹と居た頃は、俺は彼女にとって敦賀さんだった。と、今 俺を敦賀さんと呼んだ事に対し天然娘の威力に脱帽した。

コンビニでキョーコは店員さんに、敦賀蓮の妹だと思われたと言っていたのをとっさに思い出した。
キョーコにはストーカー経験の恐怖を思い出させたくなかったのもあって、俺が不破とキョーコのマンションの下で会ったことは、伝えたくなかった。
それに幼馴染が、もしかしたらストーキングらしき事をしていると知ったら、ショックだと思う。



あ~・・・
そうだよ・・・


低いドスの聞いた声を出し、目力のあると世間に言われる視線で、不破が言いたいことを抑える。

キョーコの腰を抱いて、さぞ おみ足が痛かろうという思いもあり、俺に寄りかからせた。
何がなしにまた、長話になりそうだと思った。

にこっと不破に微笑みながら、キョーコの腰に回していた手で、キョーコの目の出るツボをするっと撫でた。恐怖を感じてなのか、ピキッとしようとするが背中をゆっくり撫でて、俺にのって。と促す。


うん。
去年までは・・・
一緒に住んでた。

ね。キョーコも会ったよね。
・・・妹に。


(うん? 蓮太郎じゃなかったっけ、この人?)そうも思ったが、一緒に住んでいた。というパートですぐに理解。


あぁ、セッちゃん?


うん。そう。
キョーコと同い年だから・・・


そうなのよ~。
ファンキーで、楽しかった~。

・・・フッ。


鼻から息が抜けて笑ったキョーコ。寄りかからせていた俺の腰に手を回してきて、俺のお尻をするっと撫でた。


今、思えば・・・

エロ可愛くて?
もっと一緒に居たかったかな?



そう・・・楽しかった?
じゃぁ、また今度。

・・・今度は、セツと遊ぼうか?



腰を抱いていた手で、俺もキョーコのお尻を撫でた。キョーコも もう一度俺のお尻を撫でながら、顔を覗き込んできて、うふっ。とセツカの顔を一瞬した。


そうね。
私も会いたいって・・・
伝えて?
今度は、前と違う事しようって・・・


いいよ。
違う事・・・

くすっ
  ・・・一緒に、・・・しようね



______________  でもさ・・・誠実であれ、愛に酔わない様にとの意味も含められているこの石。

虎に襲われる瞬間に宝石に姿を変えられた女神、その女神の美しさ故、美しさに酔ってしまう神の話。

どんな危機や困難をも精神的な誠実さで乗り越えられると言われているこの石は、美しく恋に落ち、その恋に溺れぬ様にとの言い伝えもある。


お守りに守られたあの時・・・

誠実で愛に酔わない様にとの意味のアメジストは、俺の宿命の中に刻まれている。

大丈夫。誠実な愛を持って精神的に強い俺の持って生まれた宿命があるから、君との情事には溺れることなく戻る事ができるよ。


それからもお守りは・・・俺を守ってくれるんだよな。


禁断の兄妹関係・・・・     
・・・そんなプレイも・・・フッ。


  
楽しいよな・・・キョーコ __________________





そうそう、そういえば
10歳の・・・
俺の親友とも会ったね。


ん?誰?
あぁ~~~

んふっ。そうね、10歳だったかな?
お父さんが来日した時のよね。



そう。俺もテレビ局で会ったからね。
彼の息子とは・・・

どうだった?あのコ。


うん。
幸せだった~。
彼のお父さんとも師弟関係になれたし。

そうだ~、あのコ・・・

レン

って、呼び捨てにしてた。
あの時。
・・・・うふふふ。


あ~そうだったね。
生意気にも。
でもさ、セレブの子だから・・・
仕方ないよね。


言いながらキョーコの頭をクシャっと撫でた。
俺を覗き込んだ顔も、あの時のクオンの様に悪戯っぽく笑っている。


今でも、あのコに・・・
・・・レン。って
言われてるよ。


ふ~ん、生意気ね。


ふふっ。そうだね。
でもさ、今・・・
仲がいいから
別に構わないよ・・・



_________  そう10歳の頃・・・キョーコちゃんとは初めての大切な友達だった。


俺が10歳の時から、この運命は始まったんだ。

・・・10歳の俺が持った、初めての感情・・・・・嫉妬 だったのだろう・・・


君はあの時、ショーちゃん、ショーちゃんって呼んで話してくれた、自分の話

小さいのに、たくさんの悲しみを背負って、守ってあげたくなった。
でも、君は、ショーちゃんがいつか迎えにくると信じていたよね・・・

そっか・・・キョーコちゃんには、ショーちゃんがいるんだ・・・そう思った時、起きた感情。



あの頃からきっと俺は・・・

この目の前の、ショーちゃんと、戦う宿命も持っていたんだ。


全ては、このショーちゃんがキョーコの大事な絵本を隠した事から始まってさ・・・
君はコーンと出遇い、そしてコーンに魔法をもらって掛け続けられたまま、コーンは君の前から姿を消した。

でもね・・・

コーンの石の魔法は、まだ今も掛かっているよ。
君が石に話してきた事は、その・・・ショーちゃんとの涙ばかりだっただろうに・・・

それに、また・・・

君がこの幻想の世界に入ってきて、俺とまた再会した。



・・・ねっ。


何を言いたいかってさ・・・ショーちゃんのおかげだよ。

ショーちゃんが絵本を隠さなかったら、ショーちゃんが君を大事にしていたら、ショーちゃんが君を連れて上京してこなかったら、ショーちゃんが君を捨てなければ、・・・

そして、ショーちゃんがこの世界に足を踏み入れなかったら

そのすべては・・・不破。お前のおかげだよ。


_______ ありがとよ。不破。

・・・お前が、俺とキョーコの運命を導いたんだよ。 ________



そして、あの頃から持っていたショーちゃんへの感情。・・・嫉妬。

人間関係まで護られすぎるほど護られ、何一つ不自由ない生活を与えられ育って来た俺に、初めて俺に与えた感情だよ。

セレブの家庭でプライド高くいても、特定の人を妬むなんて、した事なかったからな。

お前はもう子供の頃から、俺に闘争心を、お前自身が生ませ振るい立たせ育んだんだよ。

今もまだ、続いているね・・・その掛かり具合、実感する魔法の威力

今も、まだ持っている・・・俺の中の闘争心は、ずっとそのままだよ。

何不自由ないこの俺が、手に入れられなかったモノ・・・

あの時の、キョーコちゃんだよ。



_________ そう俺は、そう育ってきた・・・

セレブリティの家庭に生まれ、一人で外に出た事のない、籠の中の鳥だった。

世間を知らない俺には、甘やかされて家の中では俺が一番だと思い、監視を続ける使用人達には、プライド高く権力があると思っていた・・・



・・・高貴な権力の象徴、そしてその戦士。


俺の中に静かに燻ぶり続けた闘争心は、戦闘態勢に入るときが来たんだよ。



でも今 俺には、お前には無い、俺が持っている物がある。

アメジストの意味・・・崇高の戦士の守り神


その昔アメジストは、その色から高貴な者だけが持てる権力の象徴であって、権力を守る為のお守り。

崇高な人の横にいるはずの人って、だ~れだ?


クイーン、王女だよな・・・  


俺が手中にしている物は・・・

王女との真実の愛を守り、そしてその愛に酔うことなく、己の権力の守り神を宿命に持ち生まれた。



俺のクイーン・・・ 俺のお守り・・・ そして・・・首輪の飼い主は・・・

・・・俺なんだよ。


不破 、自分で撒いた種を咲かせる事なく、枯らせたんだよ。

鳥が飛んできて、種を落として咲き広がる・・・そうキョーコが言った、彼女のRadianceの世界

籠の中の鳥だった俺は、外に一人飛びだして羽ばたき、見つけたひまわりの花

種をついばんで、その種を広げようとする事も出来る・・・



でもな・・・お前はな、違うんだよ。

残念ながらな・・・




地上に種が落ちてもその土壌は豊かな大地で無く、糧となる雨が種に当たらず、冷たい風に晒され、それでも燦燦と照らす太陽がそばに居ただろ?

その太陽を疎ましく思い、自らその大地を離れたんだよ。

育たなかった枯れた種は、美味しくなって鳥がみんなついばんでさ・・・

その鳥が多すぎて・・・



    ・・・・・・・・俺も大変なんだよな・・・ _______________________




キョーコと俺の話に入れない不破は、ふてくされていた。
ふ~んだ、いい気味~。と思っていたのは、前からずっとしたかった事。不破への仕返し。

ずっと前からキョーコと不破の話に入れなかった俺の気持ちが分かってもらえたようだよね。

今じゃこんなにキョーコと過ごした時間も思い出もたくさんある。 ・・・Nothing above substitute 
この過ごした時間が今の俺にとって掛け替えの無い物であって、掛け替えの無い人が、俺の隣に居る事が、とても嬉しい。

禁断の兄妹愛、すごく楽しみだ

それも一つの・・・Forbidden Game __ Finding Beauty

思いっきりそのままの意味だよな・・・ 禁じられた遊び、美点の探求

そうだね、君の中も外も全部・・・
・・・じっくりとベッドの上で、ゆっくりと時間を掛けて、探してあげるよ・・・


でも・・・
蓮との思い出に必ず久遠を重ねて思い出させる事も、忘れません。その愛に酔わない様にね。
キョーコには悪いけど、必ず二人を同じ時に思い浮かばせる様にしておかないと、基礎の自分が一番大事だからね。



それで・・・
キョーコの傘の色、
伝えてあげた?


そうなんだよ。
よく分かんねぇんだよな。
お前のとこって・・・

ほんと、変わってんな。


まぁね。
今に始まった事じゃないわよ。
でも、そのお蔭で・・・
今こうして・・・
今があるから。


キョーコが俺の胸に頭をつけて寄りかかってきた。腰を抱いていた腕に力を込めて引き寄せ、もっと寄りかからせた。もぉ~早く帰りたいな~~~。と思っていた。


そうだね・・・
そういう事だよね。


んふっ。
そうなの・・・
まだまだ、もっと
愛されないといけないし・・・


へ~、そいつにか?


はぁ?
世間一般の皆様よ。


キョーコが急にシャキンと真っ直ぐ立って、胸に輝く・・・・・指でL字マークを作る。



LME ラブミーセクション第一号

呪われたドピンク色の注目度、私を愛して。

って意味よ。傘の色は。

アンタも見た事あるわよね。
アンタのプロモに出た時に着てた、あのツナギの色よ。
そうよ、恥ずかしいけど
あの傘、使ってるわ。
目立つ物はなんでも利用しないと。

ね、敦賀さんがそう言ったんですよね。


ん。そういうこと。
目立つ為にはね。
それ、最重要だから。



あれ?敦賀さんに戻ってるし敬語だし・・・と思っていたけど、どうもすぐに クオン魂セツカ魂今までの役は全て憑けたり抜けたり自由自在に操れるようになっているらしい。

いわゆる下積みと呼ばれる、スターのお供の雑用係り。
下積みの雑用にしては、スターすぎるクーのお供や、看板俳優の俺。
それには社長が俺を贔屓してとは分かっているものの、ラブミー部には並々ならない社長の愛情がほかのタレントよりも注がれていると感じていた。

セツカにしてもクオンにしても、ラブミー部の仕事なだけで世間にその成果を見せる事ない人物を演じてきて、さらにその演技の幅を広げるチャンスをしっかりモノにしたな。と思っていた。

(そっか・・・久遠を演じたときは幸せで、セツカの時は楽しかったなのか・・・。)

この感情の違いは、彼女の中で何か別の成長があったのかも知れないと思った。
光を見出せた時の事と、その光を輝かせる事を知った時に起こるものだと、自分でも経験上分かっていた。
彼女がそれに気づいているのかは、どうなのだろうか・・・・?


考え事をしていたら、キョーコが腕に寄り添って肩に手を乗せてきたので、また腰に手を回した。
私を愛して・・・なんだよね。と思いながら、今夜も愛してあげるよ。と、顔を見て微笑んだ。



__________ この“ 私を愛して。セクション”を作った社長が言ってた・・・



自分で、彼女を独り占めしていいか、それとも彼女を世に送り出して、輝かせるか・・・

どっちが、男として女を磨けるか?


 




そうだな・・・



それ・・・







両方・・・できるよな・・・





白い時間に幻想の姿を世に送り出し磨いて、
黒い時間に現実の人として、独り占めして、君を楽しみたい。

赤いバラの君を、赤いバラの似合う幻想の俺、敦賀蓮が愛でてあげる。
赤いバラの君を、赤いバラの運命と共に生まれた現実の俺、クオンヒズリが愛してあげる。


現実の世界で、君と俺の間にある花は全部・・・・ バラだよ。

フッ、キョーコ。

久遠も蓮も・・・綺麗なバラには棘があるって事なんだよ。

俺の中にはさ、まだまだ真意・・・“ 棘 ”があるって気が付いていないのか?


棘だよ、棘

花の美しさに惑わされ、その下に潜むモノに気をつけないとね・・・



“ 素を愛し、完璧を愛でろ”

両親の一つの心として俺に一つの命を与えてくれた男が、一つの命の創り方を教えてくれた言葉だよ。

そう考えられる今の俺は、現実の男なんだよ。Radinaceの昼、煌めきの仕事が終って夜が来た。

君は、俺に、仕事が終ったら、素になって、くつろげと言ったじゃないか

仕事が終って戦いの場から帰宅したら、その武装を脱ぎ捨てて、現実の時間を・・・

自分のしたい事をして、自分自身を楽しめと。

幻想の世界の姿の俺が、現実の男になる時間が来た

今日はもう、煌びやかなRadianceの幻想の仕事は、終ったからね。

さぁ、キョーコ。君も・・・

その幻想の姿のまま、現実の女になれ。

幻想の世界から抜け出し、幻想を仕事に持つ その現実のオトコ達に、なんか言ってやれ・・・



・・・俺が、仕込んだ通りにな。___________________




全く、なんでそんなに
イチャイチャしてんだよ。


後ろから声を掛けてきた貴島。その手に持っているのは、本日発売ここに居る3人ともが載ってる雑誌。
不破のマネージャーから借りてきたらしい。

(はっ!やばい)

そう思ったのは、貴島には撮影中にアドリブ入れてて、こっそり見せた首筋のキスマークの事だった。

蓮の写真のキスマークは、首のものはコンシーラーで消した上にルージュで乗せられた物だし、久遠の方には、キョーコの付けたリアルキスマークがくっきり写っている。



ねぇ、キョーコちゃんさ・・・
こんなにキスマークつけたの?


キョーコの目の前に雑誌を出して、表紙をキョーコに見せながら聞いてきた。

じ~~~っと穴が開くほど見つめるキョーコ。
蓮と久遠。俺二人・・・あまりキョーコにじっくり見られたくない写真・・・

急に俺の腰に両腕で抱きついて来て、俺の顔を下から覗き込みながら、フッっと鼻で笑われた。



そうよ・・・私が全部付けたの。

付け方・・・
教えてくれたのは

・・・蓮よ。


前に付けたのと、同じ所にね
そう、貴方を想ってた・・・


キョーコの瞳を見ていると、素の彼女じゃないことは確か。そう思っていたら、くるっと後ろを振り向いて不破と貴島を見詰めているけど、背中は俺に寄りかかっているので、後ろから抱きしめていた。


そうよ・・・

誰が・・・


一言ずつ言いながら腕を伸ばして、俺の頬から首筋に指を這わせて肩から腕に伝うと、抱きしめられている両手に手を重ねた。



・・・私を・・・

美味しくして・・・
上手に?

んふふっ。
・・・・食べてくれるのかしら?



視線だけを俺に向けて、下から覗き込みながらそう言うキョーコ。
セツだろうがナツだろうが、俺の仕込んだ色っぽいキョーコだろうが何でもいいけど、すぐに憑いてくれる様になった京子って、役者になるのにこれほど向いてる人は居ないんじゃないかとすら思える。

(な~んだ、気づいていたのか・・・)

今の自分を楽しんでいるように見えるということは、バーチャルな人になりきってその人を生き、そのバーチャルな人のバーチャルな喜びが自分のリアルな喜びとなる事を楽しんでいる。

演じる事への成長は、先輩として教えて積み重ねてきた物が受け継がれている事は、嬉しいけど・・・

まぁ、貴島にも不破にも、久遠ヒズリと敦賀蓮と最上キョーコは三角関係だとは言ってあるので大丈夫。
それよりキョーコが言っていたのは、久遠のキスマークは私が付けた。だから久遠とも私は本気よ。と俺、敦賀蓮の目を見てしっかりアピールされた方が気になった。


________ そうだよ、キョーコ・・・

それでいい、久遠も蓮も二人を同じだけ同じ時に、愛して・・・

そうするように、仕掛けているのはね・・・俺だよ。

共演者キラーと呼ばれてきた長さはさ、君には負けないから

前に教えたよ・・・それに君も自分で解ったんだよな・・・俺にそうしたじゃないか。

お互いが? 引き込んで? 引き込まれて? ・・・その積み重ね。だって・・・

君はキスで俺に解った事を知らせてきたよな。

キラーの君も大好きだよ。でも・・・

キラー歴長い俺が、君の判らないところで久遠と蓮の二人を仕掛けている事・・・

・・・フッ、それには・・・もっと引き込んで二人を同時に想わせてあげるよ。



楽しみだろ? そんな禁じられたゲームも・・・ ___________




へ~、敦賀君
そんな事 教えたら駄目だよ~。
モデルだし、俳優だし。


ん~まぁ、反省してます。
仕事に影響があるのはね・・・でもさ・・・
貴島、お前なら分かるよな?
止まらなくなる時、あるだろ?


まぁな。
分かるわ、それ~。
あぁ、でももう、フライングだけは・・・
止めてくれよ。


貴島とこそっと耳元でしゃべっていた。後ろから抱きしめていたキョーコは見てないうちに雑誌の表紙をガン見している。貴島の持つ雑誌に手を伸ばしたので腕を放した。


もう、恥ずかしいから。
だめ。後で、それは。
上半身裸だし。


そう言って貴島から取り上げたものの、見せて~と手を伸ばすキョーコ。背の高さを利用して思いっきり腕を伸ばして、キョーコの手が届かない様にした。ピョンピョン飛び跳ねている。


ふ~ん。写真が・・・
見たいの?
後で、家に帰ったら・・・
いくらでも見せて貰えるんじゃない?


ふふっ。と笑いながら俺とキョーコを見ている貴島。貴島は確かに俺とキョーコが一緒に住んでいることを知っている。でも、もっと前からだとも思っている。


そうだよ。
家に帰ったら、
見ても触ってもいいから。


ん~、そうじゃないの。
それがいい。
敦賀さんなの、その写真は。


あ~、そういう事?
いいよ。それじゃぁ、今夜は・・・
家でも敦賀さんに成っててあげるよ。



痛たたたた・・・

小声で言いながら素に戻っていたキョーコ。跳ねすぎ・・・

(な~んだ、実は、足が痛かったのか・・・)

どうもやたらと人前で、腕を組んだりしがみついたり寄りかかったり、挙句の果てに抱きついてきたり。ずいぶん甘え開放的だな。なんて思っていたら、体重を俺に預けていただけと判明。

・・・なんだ、、、すっかり騙されてた。その甘い行動に・・・


キョーコ。
なんだそれ?
家でも敦賀さんって?


あは~、それ。
やっぱ、敦賀君も家だと
ダラッっとしてるの?
ん~じゃぁ、今度の続きも・・・
楽しみだよ。


なにそれ?
ダラッとの続きって?


ドラマだよ、
理想の男の続編。
敦賀君の家でダラッとするとこ、
どんな風にダラッとするのか?
みんな想像できないからね~。


ん~まぁね。
本当のダラッとは・・・
キョーコにしか、見せないよ。
おい、不破。
お前も・・・そうだったんだろ?


あぁ~・・・
まぁ・・・
今もダラッとあんましねぇな。


そうそう、ショータローって、
テレビ見ながらダラダラ
ゴロゴロ・・・


おい!キョーコ。
しーーーっ。




_______ 白夜の夜のように輝き続ける Radianceを望む人生の時間の中にも、訪れる夜。


夜が訪れると、雲の上の空に現れる・・・一つの満月

太陽の光が夜になっても月に照らされて、月が輝くように見せる

自分を優しく照らす、自分の放つ柔らかな輝きの光・・・
優しさにあふれた笑顔を向けてくれると、柔らかな気持ちにさせられる

太陽が月を見詰めて光を照らすように・・・
キョーコのその瞳で俺だけを見詰めて

心の闇は、自分が照らす、一つの満月・・・
俺に秘めた心の中も、その瞳で見詰めて、俺の心を一人にさせて


・・・ギリシャ神話に書かれている伝説の神の話

月の神が、その美しさに獣に襲われそうになったとき、硬いクリスタルに姿を変えられて、その身が守られた。

月の神の姿を変えさせたその神は、葡萄の神。葡萄は人の血と言われたほどの生命の源と記されている。その生命の神が、月の神を守る為に宝石に姿を変えたけれど、元に戻る事の無いその魔法・・・

生命の神でありながら、生命を元に戻す事をしなかったのは・・・

永遠に美しく輝かせるために、死の訪れない宝石のまま、生きた宝石とする事・・・・



その生きた宝石にする為に、生命を注ぎ込む魔法は・・・
生き血である葡萄酒をその宝石に注ぎ、紫色の美しいクリスタルに変えた。

・・・アメジスト

紫色の生きた宝石と呼ばれる・・・
自らを伝い受ける水を蓄えて、宝石自らが一滴一滴ずつその与えられる水を何万年も時間を掛けて、深い所で永遠に育ってゆく


俺は・・・生きた宝石と呼ばれる母からその血を受け継いだ

俺は・・・月の神が宿る一つの月として、君にずっと照らされていたい

俺は・・・何万年も時を掛けて深い闇で育つ様に、幾時代を超えて君に廻り遇えた

俺は・・・その宿命の星の元に運命の灯火を探して生まれ
一つの命が細胞として誕生し、その生きた宝石の血が注ぎ込まれて産声を上げた。

・・・産声を上げた日の時が意味するもの、この神々の古を受け継いで生まれたと・・・



でもね、キョーコ __________________

君が自分で選んで付けたその首輪に、この石が付いている。


そう、飼い主は俺。


その美しい自ら育つ力量を持つ、自分の意思のあるような宝石の様に、魔法を掛けたの覚えてる?

もっともっと君が美しくなるように、女性として魅力的に輝きを増して欲しいから

俺が君を抱いた時・・・ふ~ってワインの香りを吹き込んだ。

ゆっくり大きく呼吸が出来て、その心の鼓動もゆっくりと動き出したよね・・・

生命の神が、永遠に美しく永遠の命を与えたと同じその魔法・・・そして、このアメジストの持つ意味

永遠の命、真実の愛・・・・True Love Eternity なんだよ ________


君には永遠の真実の愛と共に、永遠の美しさを手に入れて欲しい・・・


・・・その為に?


じゃぁ、俺が獣になってあげるよ・・・


満月の夜に伴侶を求めて欲情の雄叫びを月に向かってあげる様な、獣になって襲ってもいいよね

それで君が美しく生きた宝石になれるなら、いつでも いくらでも・・・襲ってあげるよ。

The ONEの名前を貰ったこの命は、運命と宿命の星の元に、純真な色の頬が微笑む・・・

笑顔の天使のもの・・・


笑顔の天使は・・・

大人になって自分を見つけた。空に向かって羽ばたこうとするその羽は・・・

今は、その背中には・・・黒い羽が似合っているよ。


黒い魔法を掛け続けてあげるから、獣に襲われても大丈夫。

愛し合うときに、その愛に酔わない様にも・・・その事も守ってもいいよね、俺のために・・・

蓮に抱かれる時は、久遠を思い出し・・・

久遠に抱かれる時は、蓮を思い出して・・・

俺の一人の人が一人として君を愛する時は、月を照らす太陽のように、見詰め続けて・・・

今は・・・黒い部屋でYesの魔法を掛けてあげるよって、言ったよね。

だから黒い天使は、現実の男に似合うようにその身を変えて、腕の中に飛び込んで来る時の

その女としての笑顔・・・

世間の人が想像や夢の中で、幻想の俺に食われて喜ぶ様に

君も想像するように感触を与え仕込んだ、その体にしたのは・・・現実の俺だよ。

抱かれる事を想像して、俺に向けるその艶の微笑・・・

大好きだよ。キョーコ  

・・・俺の黒い天使の笑顔___________________



そうだった、天使が王様のゲームだったんだ . . .________

天然の悪戯な天使には、王様の高貴な権力も、真実の愛も、統治する戦力も、まったく関係ないと見える。


Forbidden Game __ 現実の俺たちの心を動かし惑わせる君の 遊び・・・

Finding Beauty __ 現実の君の心を動かし惑わせられる・・・本当の運命の人は、誰?


その魔法のカーペットに隠した、Deed 


君のRadianceの城壁の中で起こる、内戦・・・


その戦いに囚われるのは、幻想と現実を生きる俺達・・・城壁の中の全てのPrisoner囚人の戦士




白い衣装に、黒の大きく結んだ俺のストール。

白い天使に、黒い羽・・・

その姿、不破、お前・・・どっかで見たことあっただろ。 ・・・・・



薄紫色の傘を差していた天使とは、リアルもバーチャルも・・・仲がいいんだよな。お前。
白い羽の天使とさ・・・どうぞ、映像に残されたように・・・

現実の世界でも、ご自由に・・・ど~ぞ。


黒のRadianceの世界に、さぁ・・・早く帰ろう ・・・俺の、黒い笑顔の天使

深い光のあたらない場所へ、落ちてゆく世界・・・

俺と共に・・・深く沈み・・・、 


真っ白な心の、Purehued の天使の君に、今夜は黒い魔法使いが黒い羽をつけてあげるよ。

その黒い羽で、快感の頂点まで飛ばしてあげる・・・

俺も君も、自分が壊れるほど、今日も愛してあげるから、キスマークなんて証を付け合わなくても、

もっと君の体に与える快感を、証にして・・・


頭の中が真っ白になるほどの世界に ・・・・・ 一緒に いこうよ _____________________




え~、やっぱりぃ~!?と不破のマネージャーが何かキョーコに言っている。

なんだった?と聞くと、んふっ。そうですよ。と言って来たと言う。だいたい検討がつくのは、不破のマネージャーは久遠の事が好きらしいということ。

キョーコの付けたリアルキスマークだということが、本人の口から明らかになったので、不破はショックのようだが、彼のマネージャーにはそうでもない。

逆に不破に、ほら。こんなに色気満載の大人の男たちに囲まれて仕事しているキョーコちゃんだから、
免疫たっぷりよ。がんばって。と背中をバンと叩かれている不破。

とばっちりを受けている不破は、久遠ヒズリとキョーコの関係も明白にされ、それに俺とキョーコが一緒に居る事も、貴島との会話で分かったらしく、キョーコは自分のマンションにいつも居ない事も分かったらしい。俺が言った三角関係について、やっと本当に信じたようだった。

それに俺が喧嘩慣れして強い事も教えてやったし、それについて力も貸すし、と言われたら素直に頷くしかないほど、俺に怯えているのも手に取るように分かる。

自分の感情を乗せた曲がドラマの主題歌になって、そのイメージのビジュアルが俺として世間に広まる事も、そのぐらいくれてやらないと、自分もどうかされそう・・・と、あきらめている。



ひゅっとキョーコを持ち上げて、抱っこした。


ちょっと蓮。
だめよ、防犯カメラがあるから。


あぁ、大丈夫。
さっき、貴島にも・・・

な?貴島。
力、貸せって言ったよな、俺。


ん~、まぁね?
なんで、今それ?


キョーコの目を見詰めていたら、フッっと鼻から笑ってしまった。


さっきね、
賄賂、貴島と二人で渡したから。
誰にも言わないと思うよ。


ワイロって・・・
あはは、サインの事?
そうだね、価値あるよ、俺と敦賀君
二人揃って、だし。



うん。だよね?

な~んだ、そんな事いつの間に考えてんだよ~。してやられた。と自分のおでこをペチッと叩いた貴島を他所に後ろを向いてから、キョーコに、はいじゃぁ、車の鍵だけ持ってて。と、キョーコの上に乗せたジャケットの胸のポケットから、いつもの様に取り出せた。
なんの躊躇いも迷いも無く、そこにキーが入っている事を知っているからこそ・・・

キョーコに小声で耳元に、足が痛いんだよね。と囁くと、くすぐったいのか、うふふ~と言っていつものように首に抱きついた。



じゃ、お疲れさま。


貴島とマネージャーに、不破とマネージャーに それぞれに言い、ほらキョーコも挨拶。基本だよ。と促せば、お疲れ様でした~。すみませ~ん、こんな格好で~ぇ・・・と言いながら、両腕を俺の首に回して抱きつき俺の車の鍵を持った手で、俺の背中越しに居る愚民たちにバイバイしている姿は・・・

まだまだ、君はプリンセス。

クイーンになると言うのは・・・
プライド高く気高く、そして凛と美しく・・・

・・・自分の足でしっかりと、歩いていかないといけない事なんだよ。

そう・・・自分の統治する世界の中を、君も戦いに行かなければならない 

でも、もう今日は、終わり

王子の国では他国の愚民同士、戦闘にも向かう戦士だけど、

プリンセスの国では大事な国民・・・

自分の国の国民を捨てるほど、他国の姫に魅了され、姫の国民になる事も厭わない王子たち

プリンセスを愛しすぎて、自ら城に足を踏み入れて囚人になる事も躊躇わない、その国民、

プリンセスのまま、国民たちに さあ手を振って、笑顔を振りまき魅了させて・・・

プリンセスのまま、目覚めを待つことなく自分で選んだ王子とのキスを・・・その愛を・・・


・ ・ ・ 確かめ合おうね _____________________




さ、お家でゆっくり
お風呂に入って、
マッサージでもしようね。


と、微笑みながら、車に向かった。

助手席のドアを開けて、いつもの様にエスコート。手をとって助手席に座らせる。
ちょっと見ると、二人のマネージャは見当たらず。それに防犯カメラの写らない車内・・・

ドアを開けたまま、貴島と不破に見せ付けるように唇を重ねると、両手が俺の頬を包んでくれる。

キョーコのくれる優しく蕩ける甘いキスの唇と、さっきと違って歯磨きした後のリアルの味が甘すぎないキスを味わう様に、優しくゆっくり唇を動かしてキスを重ね、ちゅっと音を出して・・・

親指で自分の唇についたキョーコのルージュをふき取りながら、振り返って微笑んだ。


あれ?
まだ居たの?

不破君、貴島君・・・お疲れ様
今日は、楽しかったよ。


ルージュの付いた親指を立てて、その親指のルージュに音を立ててキスをしながら、貴島と不破にウインクした。



未来・・・

“ それに付いてくるのはな・・・ お前の勝利だ。”



__________ 今日は、俺の勝利



じゃ。しめようか。


えっ!何を?


だって、番組で締めるときOKサインで親指立てたよ。
それに・・・今は・・・・

・・・ドアのことだよ。





(ふふっ。日本語って大変だな~、漢字で意味が違うなんて・・・)












Posted by 美しい海の彼・方より * mimi on 20.2014
敦賀蓮・久遠ヒズリ より
Love Letter from RT and CH

THE mimi's WORLD

美しい海の彼・方より * mimi

Author:美しい海の彼・方より * mimi
_____________________________


mimi's world FROM
far away beyond beautiful sea

THE mimi's world - ONE

mimi's dreams The One story of LOVE DREAMS

First world of Love Dreams * the Deep Sea *
Dream 1- Deep Sea

bless of love dreams with DEEP breath from bottom of mine and yours heart
1- Instrumental of Love Dreams
2- Furious of Love Dreams

A Light of torch under the deep sea

Love Dreams ― EXPLANATIONs about... Chuehone Hizuri From far away beyond beautiful sea



(under constractions...)
- Chapter III - Sweet of Love Dreams
--- to 11

THE mimi's WORLDs

Novels of mimi's world  FROM ™ far away beyond beautiful sea



*・*・*・ HEART ・*・*・*
First world of Love Dreams

* the Deep Sea *

Dream 1- Deep Sea
bless of love dreams with DEEP breath from bottom of mine and yours heart

1- Instrumental of Love Dreams z
2- Furious of Love Dreams

Under the Deep Sea
A Light of Torch
Love Dreams ― EXPLANATIONs about
THE MAP

(under constractions...)
Dream 3- Sweet of Love Dreams
--- to. 11

*・*・*・ DREAM ・*・*・*
Dream 2 * White Night
sleepless in the lime lights

*・*・*・ SYMPATHY ・*・*・*
Dream 3 * Polar Night (@ ameba )
sleep as peacefulness and sweetened for the ONE A me BLO
sleep as peacefulness and sweetened II to 11 fc TWO

*・*・*・ LOVE ・*・*・*
Dream 4 * Black sky
the lights winks so wilder

*・*・*・ MIND ・*・*・*
Dream 5 * Icy Desert
uncompletation by quetude sensitivity

*・*・*・ WISH ・*・*・*
Dream 7 * HOPE and DESIRE
Love Dreams BLOGs! WHIP B.D BElieVE.beLIEve.believe

* mimi's fairytale-TEAR MAGICS *
HAPPY PRESENTs
A New Day
To be my Grace
Myth. BLUE BELL
beyond the M+est in BLUE MARBLE

*・*・*・ JAXTAPOSE ・*・*・*
∞Infinity's Blog * FOREVER
TWO Dear from 2 B to U

*・*・*・ CONSOLE ・*・*・*
the DOOR * mimi's SALOON
from far away beyond beautiful sea


... still in under constractions


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